第98章 天泣(てんきゅう)
3月18日
夜
帰宅
小南「あ、おかえり!
晩御飯できてるわよ!」にこにこ
カレーのいい香りがし自信満々に伝えてくる小南をスルーし
バタンと扉を閉じてしまった
小南「……何かあったの?;」
いつもなら真っ先に、美味しそうな匂い!凄いな!と笑顔を見せてくれる&寄ってくるという反応を見せていただけに…
心配そうに一緒に帰ってきていた林藤支部長へ尋ねた
林藤「そ…それがよお
ぶふっ、くっくっくっ」肩震わせる
小南「…?」眉顰め
説明中
小南「えええええ!?
何それ!!
私も呼びなさいよ!!」
憤慨するそれを置いて…
部屋の中では……
恵土『誕生日プレゼント)…はあっ』ずううううううううん
部屋の隅で三角座りをし、トリオン体のまま全く微動だにせずにいた
その後…
3月19日の丸々1日何も食べずに飲まずに閉じ籠もり続けていた
どんどん!!
陽太郎「恵土!!食わないと死ぬぞ!!」
小南「食事も手つかずだし…
恵土!捨てていいの?!」
シーン……
小南「いつもなら捨てるって聞いたら真っ先に食べる!って飛び付くのに」
レイジ「こりゃ重症だな(溜息)
経緯が経緯だけに…な」
雷蔵「………
ビデオ、新作
やるから、誕生日プレゼント」
恵土『……
!」
背を向けて去る足音を受け咄嗟に走り寄る
どたどたどた
がちゃ
恵土「あ!ありがとう!!」
雷蔵「…」背を向けたまま手を振る
小南「随分キザね」ふん
レイジ「そう言うな」
恵土「1日早いけれど…
なんだろ?(がさっ)←包みを開ける
うわああああ!新作のスパイダーマンだ!!」
林藤「よっ…
話通しといたぜ?
明日は出掛ける予定だったろ?
渡すなら今日にしてくれってな♪」
恵土「ありがとう!
林藤「迅にも礼言っとけよ?
アイツまた影でやってたからな」
恵土「そっかあ…
ありがとう!いってきます!!
小南「その前にご飯食べていきなさい!!
恵土「あ!ごめん!ありがとう!!
もぐもぐもぐもぐごっくん
いっへきまぁーす!!」
『いってらっしゃい』
レイジ「すっかり元気が出たみたいだな」くす
小南「よかったけれど
…感想は?
陽太郎「何晩経ってもうまい!」キラン!
小南「あんたには聞いてない!!」
恵土「カレー!美味しかった!
ありがとなー!!」外から手を振る
小南「よし!」頷く
