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Unlimited【ダンまち】

第98章 天泣(てんきゅう)





領主『療育することとする
悪いようにはしない
我々は歓迎する』

恵土「療育…って…なに?
養育なら…わかる、けれど」愕然、震えた声

精密検査については予め受けていた
その週の始めに血を抜かれた、健康検査と言われて

精密検査を恐いと頑なに断っていた
が、寝ている間に全て済ませるとの言葉を聞き、受け入れた
睡眠薬入りの御飯(金曜の晩)を食べて…

翌朝(土曜)訪れたミラに見てもらい、外側は大丈夫とのことだった

安心していたのも束の間(2日後、月曜)、でのことだ


領主『先日に行われた検査にて、脳に障害が確認された
過集中もその影響だ

その治療と養育を意味する言葉だ』
『子供に言ってもわからんだろう』
領主『言わねば伝わらん

それで…どうする?』

恵土「………
時間を…下さい」

領主『…わかった
1週間待つ

それまでの間に結論を出すといい
ゆっくり考えろ

お前の将来に深く関わることだ』

その日から…日常は崩れ去った


笑い合っていた時間が…ピタリと止まった


3か月前…

恵土「なあ!そっちでの言葉で、大好きってどう言うんだ?」

ミラ「………なぜ知りたいの?」

恵土「え?
だってさあ…
簡単な読み書き覚えちゃったじゃん
日本語の
一番世界で難しい言語だって言うのにさあ…(ぶつぶつ)←不満げに口を尖らせる

ならさ…
せめて、大好きぐらいは言えるようになりたいなって思ってさ……」

ミラ「……」
ぱたん
目を合わさないまま目を閉じ、本を閉じた

ミラ「いいわよ」

恵土「え?」

ミラ「教えるの」
恵土「いいの!?(ぱあっ!)

ありがとう!大好きい!」ぎゅむううう
ミラ「暑い)…」
でも振り払わなかった

恵土「ね?ね?ミラって私のこと大好き?」キラキラ

ミラ「…………好きよ」
恵土「大は?つく!?つかない?」

ミラ「………内緒^^」ふふっ
恵土「ええー!;」

そんな楽しかったやり取りも


恵土「わっしょい!」
ランバネイン「わっしょい!」
恵土&ランバネイン『わっしょい!わっしょい!♪』神輿を持ち上げて騒ぐ真似

ミラ「暑苦しい)…」じと目
ハイレイン「また馬鹿なことを;)…」苦笑

意味のわからない時間も


その日から…

ヒビが入り
音も無く
日常は崩れ去った



楽しかった時(想い出、刻)を置き去りにして——


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