第97章 神無(しんむ)
再生という心を持つのは…
不死鳥と同じ核を持つのは…
原初の始祖神を除いて一人として居ない
だからこそ…削って分け与えることは、消滅を伴う
身投げなんて比じゃない
生まれた瞬間に絶命し消える、そんな命(存在)となる
だから…出来なかった
皆の記憶から消えて無くなるのかな
削りが深刻化すると
もう戻れないのかな…
みんな…忘れないでいてくれるのかな
覚えててくれるかな
止め処無く沸き上がる不安は溢れ決壊する
真面目な話の中でわいて出たそれに
抱き締めて和らげることしか出来なかった
早く死なせて
消える前に早く!
霊の姿で訪れてから力を送った後
そう叫んだら…
白の国の方々から、原初の滅神に慰めてもらいなと言われたそうな
慰めるんじゃなくてキスしてくんなきゃやだあい!!
『おい…;』冷や汗硬直じと目
ちゅっ←フィンがお安い御用とばかりにキス(接吻)する
ひっく
うっ、ぐすっ
あいじでるうううあううううううう
きえないでええええええええええええ
涙腺崩壊してそう叫ぶケイトを宥めること十数分後…
やっと落ち着いたようで泣きながら眠りについた
まるで泣き疲れて寝る赤子のようで、僕の服の裾を掴んで離さなかった
只管撫で倒して、いい夢を見るように念じた
その間に
「癌と半グロ」の呼び名が決まった
『原初の始祖神』は『始まりの魂』と呼ばれる
なので…こう呼ぶことにしよう
「終わりの魂(おしまい)」と
癌という呼び方で統一するのも考えたのだが…
それだと病気の癌と混同されやすい
ということもあり…
悪くない病=癌と半グロ=おしまい
という流れで決まったそうだ
その間にいい夢でも見れるようにと祈りながら
別世界のものにでもいいから流れ着いて癒やされてくれと願った
すると…反応があった
ケイト「?」
夢の中…
学校の靴箱の前で、靴箱を開けて硬直していた
歩み寄ると…ケイトへラブレターが送られていた
間合う
ケイト「めあう?
まあう?
まあいをよんでどっちが先に抱き締めるかというゲームか!?」
フィン「何を読んでるんだい?」ん?←覗き込む
ケイト「ああ
それが…
私宛に手紙が入っていたみたいで
内容を見るに…
ラブレター(恋文)?っぽい?」?
『!!?』
ばっ!!全力で全員が覗き込む