第97章 神無(しんむ)
3月3日
雛祭イベントで取り合いながら
お雛様とお内裏様の仮装で撮影があった
大人気で毎年必ず執り行われることとなった
3月14日
ホワイトデーにて…抱擁やら贈り物やらで両腕一杯のお返しをし
抱擁で返されて潰れ掛けたが…勿論誰もが幸せそうに笑っていた
原初の始祖神……
命と自我と記憶が溶けて…
全ての中で、共に生きている
そう書かれた教本を手に…ケイトは一人で、空中都市よりも更に高い場所にいた
ケイト「溶けていても
溶けてなくても
どうだっていいよ…
消えて欲しくないのは…
なんも変わんないじゃないかっ
なんでこうなんだろう…
ずっと…
ずっとずっと……
嫌で嫌で堪らないのに
嫌いで嫌いで仕方無いのに
消えてくれだなんて
想えないっ
…ぅぅぅぅうっ
(ぼろぼろ滂沱)
ぅぁぁぁああああああああ!!!!」
慟哭を上げていた
初代『それでいいのよ
だから……
みんな…
それぞれの『出来ること』で繋がり合っていける
ひとりじゃない
その役目(想い)は、貴方にしか出来ないことだから
それが実在化なのよ……
全部ひとりでやろうだなんて
しなくていいのよ…』微笑
太陽が昇る
日の出が、太陽の光が、優しく二人を包み込む
初代『あなたは…ひとりじゃないんだから』
ケイト『っ…』ぼろぼろ滂沱号泣
初代『だから…大丈夫よ^^
私がそうだったんだもの//』
空中で、雲の上で抱き合った
薄暗い青い空に包まれて…
ケイト『全部…
繋がっていた……
初代原初の始祖神ウレイオスの
命と自我と記憶…
全ての自由と時間を対価とした、全てが等しく持つ無限の自由と時間
全ての中に…いた…
だから……
消えて欲しくないんだ
無駄だなんて…無にすべきものだなんて……
在って欲しくないんだ
ひとりひとりが、築く自我も記憶も…抱く命も…
全てが持つ痛みも苦しみも悲しみも…
全部、その人だけじゃない…
全ての、掛け替えの無い…全てだから
ひとつひとつが……欠かしてはならない一部で…全部なんだ
これまでの…
全ての…
1兆5000億年という月日が
時間が紡いできた
それぞれの意思が交錯し、交わり合い、繋いできた……
たったひとつのものだから——』
きっと大丈夫Little Glee Monster
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