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Unlimited【ダンまち】

第97章 神無(しんむ)





もっといい話が聞きたい


実在化とか運営に関わる重要な話だから避けられないんだ

ごめんね…
あんまりいい話が無くて…



フィン「僕達と…生きたくないの?」

ケイト「生きたいよ…

でも…
でも…そうしたらっ

ずっと…わからないままなんだっ

顔も、声も…想い出も…何があったのかも…
全部…わからないんだ…

わから、なぃんだっ…(嗚咽震え泣き)


私…薄情者なのかな
忘れていく

消えていく

なんでそんなに大好きだったのかも
想いは消えない

でも……やり切れなくなるんだ

どんなに思い出したくても…思い出せないんだ

堪らなく…なるんだっ」

その震えた声に…
俯いて項垂れる頭を抱き締めた


ケイト「生きたいよ
でも死にたい

死んだ…大事な人達と……
また…一緒に…遊びたい、大事にしたい

死んだ大事な人達も、今生きている大事な人達も、みんな一緒にいれたら…過ごせたら…
こんなに悩んだりしないのに…


思い出したい
でも出来ないんだ
守る為に削られないといけないんだ

でもみんな笑ってるんだ
出来て当然なんだ

出来ないようにされてる側は…
どうやって…笑ったらいいの?

っ…ぅぅぁぁぁぁぁぁああああ


出来ない…
出来ない!!」

ぼろぼろ
だっ!!
フィン「ケイト!!」だっ!!
手を伸ばし追い掛けた
涙を零し、そのまま飛び出していった


咄嗟に追い掛けるまでも無く、布団の中へ潜り込んでいた

嗚咽を上げるそれに
フィン「無神経だった
ごめん!」
謝罪した

フィン「本当にごめん
ケイト「違う!
違う…っぅ

私も…逆でも言う
悪く、ない…悪くないよ
当然の疑問だよ
同じ立場なら…きっと同じこと思うもん

一緒に生きてって想うもん…大事だから——っ」

それに言葉を無くし…
抱き締めて慰めるしか出来なかった


耐え切れない痛みを胸に残して——


どの世界を消すかは選べる
本体のいる世界は、全ての実在化の起点である為消すことが出来ない

だが…例外は在る


必ず消すと、強い想いが在れば消せる


ケイト『どういう目に遭ってきたか知ってるか…?』憔悴し切った目

体験アプリでケイトの人生を体験したものは
一人残らず廃人か精神崩壊を起こして自殺未遂に走っている


ケイト『(本体の)こんな世界に未練なんて在ると思うか?』冷笑


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