第97章 神無(しんむ)
ケイトへ助言欲しさに質問すると…
「神になったの?」
ケイト「なりたくてなったんじゃない!
必要に迫られてなっただけ
その性質を持った存在が自分しかいなかったから」
「どうやったら強くなれますか?」
も同様に
なりたくてなったんじゃない
と返答していた
地道に頑張り続けていれば否が応でもなれる
とも
もしなれていないのなら実感していないだけ
あるいは、合わない方法で進めていると思う
とも答えていた
本人の真に願う夢を見る鏡では…
ケイト『死にたい…
その先で、お母さん達と笑い合いたい
笑って過ごしたい…昔みたいに』
本音では…
亡くなった大事な人達と、今生きている大事な人達とも、一緒に笑って、楽しく過ごしたい
その一心だった
みんなと生きたい、幸せになりたい
その為に自分の幸せも欠かしてはいけないこともわかっていた
その上で…願っていた——
ケイト『^^』夢の中
大好きだから———
そう願ってくれる人達だから…宝物なんだと
ケイト『夢ぐらい好きに見させろよ…
叶わないから夢なんだ
だから叶うように頑張るんだ
簡単に叶うなら…誰も夢なんて見ないよ』
その言葉に…
いいこと言うね、と笑い掛けた
夢の中を覗かれている時、夢現状態になるらしい
やはり本心は…本性、人の本質は…そういった時に出てくるものらしい
削りで、魂の宿った眼球(心の窓、魂が目を通して見ている)を除いて
全身がぐちゃぐちゃに、核被害なんて目じゃないほどグズグズに皮膚が溶けて爛れ、千切れた筋肉から血が止まらず、骨も見え所々途切れている
それを全て神の力で見えないようにし、無理やり人の形に押し込めていることが明かされた
予め言っておくが…その体験でも同様に、死にたがる理由が痛いほど思い知らされた
痛いなんて次元を遥かに超越したそれらを前に…生を願うことは不躾で失礼なんじゃないかと一時(いっとき)悩む人が続出した
が…
ケイト「…//←目を細め嬉しそうに笑う
そんなに自分のことのように思ってくれる人の為に頑張りたい
だから——
ありがとう
幸せになってね^^」
そんな人だから…大事なんだ
だから生きる
そう言って止まなかった
大事に想ってくれてありがとう——それが、彼女の全てであり、だからこその願いだった