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Unlimited【ダンまち】

第97章 神無(しんむ)





アイズ「本当に…
嫌になった訳じゃっ、ないんだよね…?」

震えた声で、嗚咽と共に
ケイトを抱き締めたまま
辛うじて押し出すようにして絞り出された声


それへの返答は…


初代「眠っているだけです

もしそうなら
とっくの昔に死んでます

早くあの世に行って引き継ぎをすればいいだけなので…


ですが…
霊体の強化には、どうしても生きた身体、実体が必要となる

貴方達を守る為にも
引き継ぎを確実にする為にも
そう決断したのです——


削りが無に等しくなるには…
実在化を放棄する必要があった

地底世界が増えたことで、転生先も増えたことで、増えるのは必至

この世が——勝手者が横行しやすい環境であることには変わりないから


確実に早くに目覚めるには……

そう考えての判断なのでしょう」


フィン「挙手)
早めに起こすには…どうしたらいい?

流石に…「悪いことと思いたくない願い」を持つ訳にはいかないが」
初代「そうなれば起きるより先に死が来ます

今…
癌化の元凶、大本、本質を理解した今だからこそ…
それを取らないように、しないようにする心掛けが必要です


そして…どうしても目覚ませたいのであれば……」

ごくり

続く言葉を聞き逃すまいと、前へ姿勢をやっていた


初代「それこそ…
世界全土が一丸となって願わない限りは…

世界全土が真に心から望み、願わないと…

どうにもなりません


私が目覚めた5300年前…

主犯格の癌がまたこの世に生まれるからこそ
その準備の為にも私の分身、精霊王であるグランを創って送らなければいけなかったから


あの当時もまた…全ての為に、必死になっていました

全てが一丸となって…
主犯格の癌が生まれる前に、全てを洗い流そうと

彼が利用するだろう、それ以外の悪を全て」

リヴェリア「それがノアの箱舟か」5030ページ参照

初代「はい」大きく頷く

死期が近付いていたのもあります
と付け加えて…


アイシャ「今殺し掛ければ起きるかい?」
ラーニェ「正気か!!?」
アイシャ「四の五の言ってる場合じゃ無いだろ
出来る可能性があるなら」

初代「より深い眠りにつきます
酷い目に遭えば遭うほど、そこから逃げる習性を持ったもの(実在化放棄)なのです」

じゃあ起きたくなるようにしながらそう願う?
そう考えが纏まった


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