第97章 神無(しんむ)
今現在…
実在化の力は
初代一人の力の∞倍にまで飛躍している
無限飛躍(アンリミテッド)という状態へと——
なんの因果か…かつてのケイトの二つ名(【無限飛躍(アンリミテッド)】)と全く同じ状態に———
【無限飛躍(アンリミテッド)】(Lv.5、62,210ページ参照)
→【英雄(ヒーロー)】(Lv.7、241ページ参照)
→【救世主(メシア)】(Lv.9、1154ページ参照)
→【神王(しんおう)】(Lv.∞、4461ページ参照)
4459〜4462,4475,4489,4491,4493ページ参照
後半、ロキへの仕返しだ
それもあってか…未だ、二つ名は依然として変わらず【神王】のままである——
今や【原初の始祖神様】と呼ばれることも多々あるほどだ
そして……
ケイトは眠りについた
二度と目覚めない、眠りに…
実体が生きた状態のまま眠った(実在化を放棄した)場合…
実体が死ぬまで、ずっとそのままとなる……
このままでは…67歳まで、ずっと寝たきりだ
それだけじゃない……引き継ぎが出来ない
今でこそ削りのペースが完全に無と言えるほどにまでなった
しかし…勝手者がいなくなった訳では無い
そのせいで…
少し減りが早まってしまう
その食い違いにより…
目覚めるという死に際が早まるだけでなく
次世代が生まれるかどうかはその時にならなければ分からないと来た
原初の始祖神と同じく、死ぬ5300年前に目覚めるとして…確実に初代の寿命残り345年に間に合わない
だからこそ…敢えて実体を持つ内に放棄を行い、削りや負荷を減らしつつ、目覚めるのを少しでも早める為に行動に起こした
少しでも…長生きしてもらう為に——
これまでの不満をぶちまけて、自らにもそう言い聞かせて…
辛うじて踏みとどまっていたそれを
敢えて爆発させて、本心から願い、現実に起こした
それが実在化の放棄なのだと……
彼女の真意(本心)を知って…尚更に涙を禁じ得なかったのは最早言うまでも無い……
踏み切る為には、本気でそう思い込む必要がある
それを願う必要も…
その為に、そう言い聞かせるように、吐露した
これまで抱えてきた想いを
口に出せずにいた…沢山の気持ちを——全てを守りたい愛情を裏に隠して