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Unlimited【ダンまち】

第97章 神無(しんむ)





爆太郎(エポナ、ヤックル)が記憶を見せてきた

ケイト『みんな自由に在れるように…
それが好きだから、不自由を強いられる側を知ってるから

どうにかして…減らしたかった

痛みも…不安も、苦痛も
和らぎに、安らぎに、変えてやりたかった

でも……無理なんだ


自分がいるせいで…

もっともっと酷い人が
実在化出来るようになってしまった

この世に居座れるようになってしまった


そのせいで…みんなが、もっと酷い目に遭う
酷い思いをする…

わかってる…


本当は、やった人が悪いって
やった人が背負うべきだって…

でも…責任の一端があることに、違いは無いんだ


だから……

ずっと眠ったままの方が
いや、死んだ方が…

良かったのかもしれない


自分がいるせいで…


そんなこと
大事に想ってくれてる人達は思わない

わかってる…


でも……
日常的に…さ……

どうしても、忘れてしまうんだ
削られてしまって


どうでもいいんだろ
そう言われる

口々に…


そうじゃないのに…

勝手に決め付けられて
押し切られて…
そういうことへ歪められてしまう


いじめられた時のように…


みんながそんなことしないのはわかってる…
でも……日常生活に支障を来してるし、大事に想う心はその程度かなんて言われたら否定出来んのよ

一番辛いのは…

私がいるせいで
辛い思いや迷惑を掛けることだけなんだ

それに比べたら
私が辛いのなんてどうだっていいよ

慣れてるもん(ぎゅっ)←膝を抱え涙ぐむ


どうすれば——みんなが笑っていられるのかな…』ぽつり

お前だから言うんだよ?
内緒ね?
と付け加えての、吐露だった

それに静かに寄り添っていた…


それらの情報は瞬く間に世界全土を駆け巡り…果てなき慟哭を呼んだ

自分達の為に
身投げをしなくていいように
少しでも削りを減らして、みんなも自分も自分の大事な喪いたくない想い出も保護する為に


パソコンに例えると
実在化放棄はスリープモード

実在化を除き全ての機能を停止させること


3000年前…

実在化を放棄してから
目覚めてから2000年後

∞倍になっていたからこそ…
76垓人の身投げで済んだ


なっていなければ…
恐らく同数、いやもっと求められる結果となるはずだった

推定1杼人もの身投げを…


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