第96章 神年(しんねん)
それは突然に訪れた幕切れ(もう我慢の限界)だった——
創世神の親は最後、魂の心が残っていた
魂の核であるそれが…
だから創世神の親の分体である『守り』は存続が維持された
原初の始祖神は創世神の親、創世神と同じ存在であり、そう在る為の核なので、そちらも引き継ぎ対象となる
創世神の親の心が流れ込んだ時点で、引き継ぎは完了しており、『守り』の維持もまた同様に引き継がれたから
5458〜5461ページ参照
しかし、それには…削りが必要だった
全てにおいて欠かせないものだった
ケイト『1兆5000億年
どんな扱いを受けてきたか…もう知ってる
実在化を、司る方々からは…どんなにまともに受けられても…
そうでない者達の方が圧倒的に多い
それらはずっと笑ってたんだ
失って行く様も、苦しむ様も、そこへ追い打ちをかけるように更に求めて、当然のように笑う姿も…(ぽとっぽとっ落涙)
この世に長々いるぐらいなら要らない
なんでお母さんが寝た切りなのか…
今じゃ十分、よくわかる
永遠に目覚めなくていい…
二度と目を覚まさなくていい
もう何も自覚したくない、認識もしたくない
それ以外、何も要らない…
もういやだ』
たくさんの想いがひしめき合っての慟哭だった…
愚痴を零すことは有っても、そこまで精神的に追い込まれていたことも僕達は理解出来ていなかった
無理に、笑っていた
これまで無邪気に見えたそれは…気を遣っての虚飾だった
笑われる以外何もされないから
どんなに失ってでも守っても
当然だと胡座をかいてゲラゲラ笑って減らそうともしない
身を削ってまで粉にしてまで安全圏を作って提供しても当然で
平気な顔して主犯格の癌の肩を持って、非常識な人という認識を向けられる
平然と
俺達守れよ!大事だろ?
減らさないけれど〜!!?
あっはっはっはっはっはっ!!!^^
人の犠牲を、なんとも思わず更に求めるだけ
誰かがそれで泣いていても全面無視
やりたいことにはいつまで経っても組み入れない
報いない
どの世界でも…結局、全ての本質は変わらない
笑われるだけだ
主犯格の癌達と一緒になって——!!
だから原初の始祖神初代は…実在化を放棄し、二度と目覚めない、動けない体となった
それをケイトは知っていた
だから実行に移した
同じ選択を——どこも同じだと悟って
