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Unlimited【ダンまち】

第95章 神(しん)





2025年12月20日(12月21日)
夜中1:39

僕は今…苦境に抗い、朝勃ちにも抗おうとしていた……


菩薩になろう…
なり切ろう……

そう思い、自らへ言い聞かせるしかない状況の中で…


アイシャはよだれを垂らして遠慮なくケイトの腰に足を回していた
ペチリと軽く叩いて払う中で

抱き返す訳にもいかず(欲情し兼ねない)


誰か教えてくれ…この夜の超え方を——

そう遠い目で、直立不動で目を瞑り悶々と思考の渦に地獄絵図が浮かんでは消えずに、途方も無い怒涛の奔流のぶつかり合いという光景が映り込んでいた
今なお、欲望の渦と、理性の奔流が、濁流を作り上げては僕の脳を掻き乱していた……



ああっ…

もう直ぐで夜明けが来てしまう
全ての男性よ…この夜の乗り越え方を教えてくれ


43年間童貞だった僕を誰か救ってくれ

何晩目か分からない内に…
気付けばそんな思考へと陥っていっていた



惚れた女がやっと全快して戻ってきて、敗れるのならお前じゃなきゃ嫌だと満面の笑みで笑い掛けてくれて…抱き締め合って互いを求め合って…そんな矢先にこの仕打ちはあんまりが過ぎる!!

そうは思わないか同士よ!!!

世界中の同士(男達)よ力を貸してくれ!!!
君達の理性を少しでも分け与えてくれ!!!!!


もう思考がとんでもない方向へ行っている気がするが
もう止められない

やりたくて堪らない本心を必死で抑え込んでいる僕の心情を察してくれ!!


もう無理!
もう無理だ!!!!

無理なんだ!!!!!(顔を両手で抑える)

我慢してくれとかそんなんで収まりが効かないほど
愛おしくて好きで堪らなくて襲いたくて堪らないんだ!!!(瞑目)


つまり僕が今言いたいことは何か…

助けてくれ!!!!!


だがリヴェリアが血眼で眠りながら睨んできている

身動ぎでもしたら起きそうな気配がすぐ横(ケイト)からする!
ケイトは僕の唇に吸い付いて離してくれない
足までしっかり雁字搦めに巻き付けてきている



僕は一体どうしたらいいんだ!!!!!!!!



夜中のテンションなのか変になりながらも思考を纏め上げた


誰か助けてくれ…(震)
ごくり(唾を飲み込む)

ああああああああ!!!
どうしたらいいんだああああああああ!!!!!(心の中で大絶叫)

男達『耐えろ』無慈悲の結論


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