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Unlimited【ダンまち】

第94章 創傷(そうしょう)





10月3日晩でのやり取りだ

それから再び寝出した
10月4日と日付も変わった、夜中2時頃だったか…


10月4日(外、10月6日)


ケイト「ダンプカーで正面衝突された後
全身がぐずっぐずに傷だらけになって痛くて痛くて堪らないのに
何かやりたいことある?
って聞かれても困る

強いて言うなら治して欲しい
二度と傷付かんでいいようにして欲しい


命を懸けて守るのが
間違いだなんて…思えない

だって…それに、助けられた側だから……

それを悪だとしたら……

私が助かったのは…」
なんだったんだって……

飲み込んだ言葉を感じて
頭の上に手を置いて軽く撫でた


ケイト「だから…

守ろうとすること自体に罪は無い
問題なのは…やり方なんだ

誰かを死なせたり、苦しませたり、無関係な誰かを傷付けたり…
そんなのを防ごうとしないといけないのに
全くせずに、咎められるのはお門違いだなんてふざけるなって話だろ?

それを平気な顔をして、人に求められる
人格者の振りをした、気取った仇返しのスペシャリスト
だから…いつまで経っても繰り返すばかりで、少しでも減らそうと努めることさえも出来ない

その事自体に、罪を発するようになる


依存症が悪いって言うよりは…

依存症に掛かって
悪いことを悪いと認識出来ない
そのことに罪の意識を感じなくなる
繰り返すことになんの痛みも感じなくなる」

「要するに罪と自覚して無いのね」
ケイト「そう(頷く)

その援助を行う共犯行為を伝染させて変異させるのが半グロ
肝となる実行犯、それを他人にまで強制して犯罪者へ変異させるのが癌一同」

そう簡潔に告げた

手ずからまとめを作り、提出し
それを元に地球では頑張っているようだった…


もうそんな事で気に病まなくて良い(煩わされずに済む)ように……――


10月5日夕方
ずっと息を荒らしていた
12km程度電動自転車で走って
それからしんどくなって、小腹がすいてか食事を挟み、完走した
それから寝入ってしまった

どうしてもリハビリも兼ねて動かないと衰えてしまいそうで恐いと言うから譲歩したが
直ぐ対応できるよう、隣で並走した

家に帰ると
その時点から足から崩れ落ちて
安心してか、床に額を擦り付けたまま動かないそれに
大丈夫かと問い掛けたが、息絶え絶えで、ずっと息を荒らしていた


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