第93章 深淵(しんえん)
シマヤ、だしの素
Ajinomoto、味の素
味に関しては、それらのみで作った吸い物に似ているらしい
米を混ぜて入れても美味しいぐらいの深い味わいらしい
分量としては
だしの素、6g
味の素、1g
水、200mL
だし汁はお椀1杯分だと危険
人格改変を及ぼすらしい
人の中には闇があって
それを浄化してしまうから
まるで……綺麗なジャイアンみたいになる?らしい
捨てる場所にも
汚染されてる場所に捨てた方が良いって言われてるぞ
例えば毒がある場所とか
廃棄物が捨てられて汚染されたとか
取り扱いには気を付けてと
一口飲んだりする程度では
人格改変ほどの英機能は及ぼさないって
ただ普段より元気になって力も強くなるんだってさ
だから味見ぐらいなら大丈夫だって
そんなこんなで…
味見も触るのも非常に危険極まりないからと
僕達の手でその調理のみさせてもらっていた
が…調理工程を読み込めば自動でしてくれる全自動機が出来た…
あとは…皮と種とワタをどうこうするだけだ!(ゴゴゴゴゴ)
そして…
明日で、結界となる4つ目の鉢が埋まることになる……
が――今の現状を伝えよう
1つ目の鉢
モッサモサで花がどこにも見当たらない、鉢全体をつるが埋め尽くしている
すくすくと成長しているのがわかるが花も無いので受粉させようが無く、明後日に実がなるとは到底思えない
2つ目の鉢
1つ目の鉢の一日前の状態
鉢(大きさは直径30cm)の半分を埋め尽くしている、拡がるのを抑える代わりに何かを蓄えているようだ
何か爆発するものが生まれそうな前兆を感じる
3つ目の鉢
1つ目の鉢の二日前の状態
既に芽が出ておりキラッキラと光沢を放ち輝きを見せ出している
大きさこそ小さいものの(大体鉢の三分の一)、すぐにでも鉢全体へ拡がりそうな勢いを感じる
そして……それらが一気に進展することに
2025年8月30日
朝の内に調理を済ませ
4つ目の鉢を植えた瞬間
互いに影響し合ってか、光を放ち共鳴し合い
あっという間に実をならせた
それも全ての鉢が同時に
光同士が繋がり合っており
不思議な共鳴、現象を見せている
更に増えた皮や種やワタは、鉢の中に吸い込まれるようにして消えていった
後は勝手に自生する
水やりさえしていれば大人しいものだ
デマオン談