第93章 深淵(しんえん)
7月21日(冒険者119日目)のことだ
もうこれ以上喪って欲しくないよお!!!!
喪ってく姿なんて、もう見たくないんだよお
この言葉も載せて欲しかったがやはり酷というものか…
完成度としては中の上と言えるかな?
ケイト『どこの目線?;』たらーり←この上ない作品と思っていた
ウレイオス『拍手喝采);;』ひっく、ぐすん←以下同文
ぼろ泣きしているケイト達を見て、似た者同士だなあとしみじみ思った
原初の始祖神初代ひとりを母体にしていること
実在化を除く全ての自由を奪われていること
全てへ、命と自我と記憶を捧げていること(癌一同が植え付ける「呪い(分化した自らの罪、魂の一部)」への同化=癌化を防ぐ為)
それが死ぬまで続くこと
初代だけでなく、2代目も膜を与えられた瞬間から
創世神の親
創世神
原初の始祖神2代目
流宴という一つの力が光となって溶けて行く
これらの場面も欲しいかな
そんな想いと共に見ていると…
誰も消えない…死なない…
喪わない……
そんな世界を――
これは――
親子3代に渡って紡がれる物語―――
そんなテロップが最後に流れる最中…ファンファーレが聞こえた気がした
原初の神々達からすれば好評だった
未だ涙を流したままのケイト達始祖神ズに対して…
アイズ『私達が支えるから』
ケイト『………
ありがとう(微笑&涙)
^^』
項垂れ、跪いてく
立ち直るのに数分を要していた…
フィン『「癌」は「大事にしてくれる人を大事にしない人」
定義は曖昧だけれどそれで明文化してしまっていいかな?』
フィン以外『異議無し!!』
フィン『じゃあ大事にしてくれる人を大事にすることを教義に置こうか』微笑
ケイト『それだと義務にならない?』
『?』
フィン『え?』きょとん
ケイト『大事なのは気持ちだよ
大事にしてくれたから大事にするんじゃない
大事にしてくれた
その想いが嬉しいんだ
だから――返したいんだ、少しでも^^
幸せで居て欲しいから
して貰えて幸せだったから――
贈り返したいんだ―――大事な貴方へ
それが大事なんだよ^^』にこ
『死ぬわ!!!!!!!!!!!!!!!!!』
ケイト『何で!!!?;』ぎょっ!!瞠目
『そんなん死ぬわ!!!!!!!!!!!!!!!!;;』滝涙、突っ伏す