第92章 新たな神武(しんぶ)
オッタルは8敗した訳だが…
6敗同士(ラーニェとアイシャ)の決定戦にて
アイシャは7敗=ラーニェに負けたという結果に伴い
留守番組に振り分けられることとなった……
それに伴い…ヘルメス・ファミリアまで、異端児達まで化身化を身に付けることと相成った
ちなみに言うと…
人間否定派の異端児達は、原初の精霊の封印が解ける間際の災禍
火の四日間に渡る大災厄カタストロフィ(5282ページ参照)、ラグナロクに伴い、ケイト達に助けられたことにより
和解…とまではいかないまでも、多少は心を赦すこととなった
人間社会に溶け込むことは無いまでも…レイに連れられて、多少を共にする程度には――
ケイト「ねえ、フィン…
パワーバランスがとんでもないことになりそうなんだけども…
大丈夫かなあ;」冷や汗だらだら
フィン「………大丈夫だと思おう」
テロップ『精一杯の言葉!!』
地球上の人々を化身化させる!!
居残り組が目指した課題
それが確立された日以降、人類という呼び方は改められ、人という存在は虚無へ帰したという――
人は消え、この世は消えた――一度は―――
それは…原初の精霊によって再生され、新たな生を受けて誕生した
その時から…人類に新たな変化を齎していた
各々が『守り』を抱く、新人類として……『メノス』として、名を改められることとなった
その名の語源は…名の通り……
『〖少ない方(25%)〗』が辿り着いた
「多い方(75%、癌一同)」は助からず、全て消失した←5454ページ参照
今という時へ辿り着いたのは………少数のみの、直向きに、真面目に、大事に、生きて来た人々『〖のみ〗』だから
異端児…ゼノスからもじったのは、最早言うまでも無いが……言わぬが花というものだと流しておく(メノスの名付け親はケイト(ケイト『シーッ!!』フィン『はいはい(苦笑溜息』))
メノスを現わす一字は、人では無く
『仁(じん)』となった
融和時代における先駆けとなったのは…
「人の皮を被った悪魔(癌一同)」から救出してくれた存在…〖キタルレスとそれに伴うもの(創世神一同)〗と記されている
人は悪しき名として見識を改められ、仁として記されてゆくこととなる――
かくして―――地球仁(ちきゅうじん)としての、宇宙仁との対話が始まる