第92章 新たな神武(しんぶ)
ガレスとの戦闘は迷宮内で行われた
勝手に再生してくれるからだ
どれだけ壊しても大丈夫だ(元通りに再生する)し、世界が滅んでも維持されるぐらいに丈夫だから――
斥力の理由…それは、水蒸気爆発に在る――
押し退けて弾き飛ばす力だから
熱波となった
斥力のことを反発力と言ったが、厳密には違う
反発力
物体が接触している
押し返す力
ゴムボール、スプリング
斥力
物体が近付いても接触しない
遠ざける力
磁石、電荷
磁石同士が反発し合う力、物体が必ず接触しないようにする
斥力を与えるとはすなわち…
見えない光の膜を覆った形状
触れられなくなるほど、接触自体が出来なくなるほど
目に見えないバリアで常に覆われているようなもので
空気や衣服や周囲全てに齎された斥力は、全てを文字通り跳ね返す
緑緑青
水と火
赤
土と火
色としての相性は青を前面に押し出せばいけるかな?
土と水よりも火同士での戦いがメインとなるか…
と思われたが、お互いに一体化した両属性で戦い合っていた
マグマと熱波…どちらも拮抗し合い、勝敗付かずで終わった――
と言うか――お昼丸々それに時間を費やしていた…;疲れ知らずとも言える;(困惑とした表情で絶句したまま見つめるばかり)
青青青赤犬
雷と火
青青赤
木と火
見ている間…
僕とリヴェリアとで戦い合ってみたが、こちらも決着付かずで終わった
属性や色の相性も何も関係無く…『化身化』は『全てを凌駕する』と言えるのかもしれない―――
そういう結論に終わった――――
今ある負担は19.816%…それは後に←5521ページ参照
∞分の1となる――
削る分が――
それは……もう少しだけ先の話―――
0ではないが、それよりは大きいが…これまでに比べれば、格段に最小限となる――――
これらは全て――『始祖神の涙』が耳に入ったポセイドンの件も片付いた後でのことだ←4062ページ参照
簡潔に述べると…
ポセイドンはウレイオスに「会いたかった!」と泣き叫び
その為に探していたのだと言っていた…
海の覇権を握っていた理由もそこに在り、どうしても会いたかったのだという…
海は生命の源、全ての母
だからその中のどこかに必ずあるはずだ、全てを制覇すれば必ず会えると…そのはずだと――必死に