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Unlimited【ダンまち】

第91章 轉儛(てんぶ)





ヘディン「もし敵になったらどうする!!?」
ヘディンから叱りの言葉を受けても

ケイト「その時は責任を取るさ
ヘディン「?どう責任を
ケイト「私が招いたことだ
私が、一人で、全力で、相手する

敵対することになっても
どうなっても…フレイヤが安全で居て欲しいんだ
そう願ったのは、与えたのは、そう決めたのは私だ
だから私が果たすべき役割なんだ

だからそっちは気にするな
フレイヤを守ることだけ考えてろ
言われるまでもない!
それ以外は好きにしてくれたらいい

………それ(フレイヤの安否、幸福)以上に、大事なものなんて無いんだからさ」微笑

その笑みに…本心に…
触れたヘディンは

額を抑えつつ、悪態をつくことしか出来なかった


ヘディン「勝手にしろ」
やれやれ嘆息

そして……フレイヤが惚れた理由を理解し、共感するまでになったという――



自由を齎した存在…

自由の象徴として、ケイトのキタルレス化した姿を描かれたほど――浸透した


初代『もっと自由に、のびのびと生きていいのよ』

ケイト『……やらないといけないことがあるのに?』

すっ
目を細め、呟いた


初代『ふっ…
ええ

それごと楽しんで!^^』

ケイト『…
ふっ←張り詰めていた気が抜けたような微笑と共に口角が上がる
わかった!^^』


化身化は
解けたのは見かけ状だけで
実際には常時発動型のパッシブだそうだ

実は常に発動しており、全てを無力化したり、対価の無効化をしたり、実在化の源として、再生の導(しるべ)として…きちんとしているらしい


この世は消す

その問題は――既に解決していた
原初の精霊が、全ての穢れやヒビを癒やし、淀みを晴れさせていた――

つまり……癌一同が居ない今、生まれなくなった今…生まれても消す規則が徹底されるようになった今……消す必要性が無くなった

悪人が生まれやすい環境であることには違いは無い
しかし――


これからの皆の働きに掛かっている

消す必要性に駆られるか、駆られないかは―――


消す結末(全ての癌化)へ行かないように――――肝に銘じ、進まなければいけない



己も含めた全ての為に、未来の為に――――――



以降…
その上記のことを、これまでの全てが繋がっていたことを……

『轉儛(てんぶ)』と名付けられて、呼ばれることとなった――


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