第91章 轉儛(てんぶ)
トール「はっ!)『大事にし合う心』…」
先生「はい」瞑目し頷く
シン「『合う』んだから一方だけじゃダメダメだゾ」
先生「おっしゃる通り(大きく頷く)
ですが…求めてはいけませんよ?
価値観、環境、合わない人はどう在っても出てきます
重きを置く所が違うからこそ、相容れない部分もあります
その場合は距離を取って、お互いにより良い関係を目指しましょう」
『はーい!!』
先生「それを自然と取れるように、風習を根差すこと
それこそが神国の信念であり真理です」
トール「なるほど!」
キーンコーンカーンコーン♪×4
先生「おや、ここまでのようですね
トール「ありがとうございました!!」深々お辞儀
子供達『ありがとうございました!!』深々お辞儀
先生「はい。ありがとう^^」
道徳の授業をしていた所のようだ
2025年もの時を経て――キリストの再臨は果たされた
悪人達に死を――正しき義人に生を――遍く全てに祝福を―――
「呪い」の浄化に必要だったのが
『命と自我と記憶』を削り対価とする行為
それは…『剪定』という魂の心によって、『実在化』がなされていた
『剪定』とは…『癌一同が齎す病気、癌化という呪いを己が火で浄化することで癌化から守る』と共に、『その為に『自らの無となった命と自我と記憶』を再生させる働き』を持つ『火の魂の心』を指す
『『魂の心』を除く全て』が無くなっては再生して、再生しては無くなってを繰り返し続けることで、
『浄化』は果たされる
その為、
『実在化』には本来必要ない
有線だったのは、確実に伝える為
拡がり方は水に落ちた墨汁と同じ、だがそれ以上に早く光よりも早く拡がる
「癌一同(主犯格の癌と癌と隠れ癌)」が存在しているだけで
常に淀(よど)んだ曇った状態となる
ケイト『ドロドロの黒カビのように根を張って決して離れない
あっち行けしない限りは…
絶対に……(真剣睨視)←まだ「癌一同」が実在している世界の「癌一同」を睨視する
嫌悪し、忌避し、憎まない限り……永遠に――!!!!』かっ!!!!
目を見開くと同時に、強く発光する
ケイト『繋がれていたのは必ず確実に守る為だったしなあ』
『キタルレス化っていうのは
ケイト『うん!
こっちの願い!そのものになることだ!!』微笑←口角が上がりっぱ
にっこにこだ
