第90章 未来への展望
世界に居る内ならその分体を作って転生させることも出来るが、
本体が固定化されている状態では、分体をこの世に転生させる=派遣させることは出来ないという――
500億年掛かった
原初の神々界へ行くのに
神界へは早い段階でいたのだけれども
仕事以外に熱中できるものがなくて
恋する相手もおらず、気付いたら…
という流れらしい
そこで、滅神から要請が来たからと
始祖神がいる場合はそうではないらしい
シズク「一緒がいいからね」
ケイト「わかる!!」深々頷く
即答した
始祖神〜時空神に関して、何故その順番なのかというと……
始祖神夫婦(溺愛)
滅神夫婦(溺愛)
邪神(双子)
清浄神(双子)
廃棄神(兄弟)
世界神(兄弟)
調停神(長男、姉妹弟達への折檻役)
時空神(全部の仕事の補佐役)
役割上の流れもあるという……
癌の見分け方に関して…
なんの罪にも問われず罰も受けない、責任も取らない
犯罪を犯罪とも思わない、人の良心に寄生する略奪者
自分の問題ごとに全体を巻き込む暴走犯罪正当化集団
とまとめられた
白の国『そ。
それも、問題ごとを大きくして…』
責任からも、罪からも罰からも逃げ続ける
何をしても罰されず、罪に問われず、責任を追及されない
そういうクズ、堕落という方面に突っ切った存在なのだという
それが追記されることになったのは言うまでもない――
神速艇をオルガノへ預けた後、
夜に差し掛かった折を境に、あの世へと移動していた
今僕等がいるのは…
三途の川の中腹にある中州だ
そこで一晩を過ごす許可を頂いている――
ケイト「見つけた――
N第8
13番惑星だ」
アイズ「三途の川で何を?」
ケイト「……さがしてるんだ
こちらからの方がよく見える
必ず守る
…取り戻す
約束は必ず果たす」
アリア「あなた――!!!」涙
だきっ!!!
アリアがケイトへ抱き着いた
アイズ「!!え!!?」
『!!』
ケイト「この世からの視点では見えづらかったんだよなあ
よかった
皆が了承してくれて助かったよ」
リヴェリア「アリアに同行をお願いしていたのはそれでか」
ケイト「ああ」
お前のことだから何か考えあってのものなのだろうと了承したが…
予め説明してくれれば
と苦言するリヴェリアに、アリアの背を撫でながら済まないと苦笑を返した