第90章 未来への展望
ケイトが意識を手放し、死んでいる間…
僕達全員がそう(原初の神々界を作った神々の次世代)であることを知った。
そして――ずっと支えとなり、側に在り続けていたことも―――
だからこそ――言わずにはいられなかった
大事にせずにはいられなかった
この張り裂けそうな想いを、伝えない訳にはいかなかった
今―――僕等は共に居るのだから―――
原初の神々界に居る時のように、隔絶されて等は居ないのだから―――――
確かに――僕等は触れ合えなくなる
しかし…いつでも心は君を想っている
常に側に居る
たとえ感じなくとも…ずっと側に居るよ
決して離さない
離れたりなんかはしない、させるものか――
そんな在り来たりの言葉を、君は喜んで受け入れ、涙を流し、歓喜してくれた
それに、その涙に、つられるように、僕等もまた泣いた――
愛してくれたことへの感謝を…共に謳った――愛を、共になって―――
愛しい君(あなた)へ向けて―――――――
それぞれが伝え合う最中…舟はテラスキュラへ着いた
神速艇は、予定よりもゆっくりになるようにしてくれていた
しかし…それを想定していたよりも遅くに、事態の解決には時間を要した
だから……少しの間だけ余分に時間を貰った
ほんの十数分だけ…貰って、ようやっと落ち着いた
愛し合っているのを確認し合うように、大事にし合う時間を貰い、育ませてもらった
大事に想っている――その想いは確かだと、互いの胸の内に、心の内に、既に宿り、根付いているのを確かに感じ、ようやっと涙は引っ込んでいた
そして――――
ケイト「ティオナをお嫁に下さああああああああいいい!!!!!」バーチェを殴り飛ばす
ばっきいいいいいいいいいいいいいい!!!!!
テロップ『渾!身!の左ストレート炸裂う!!!!!』
ティオナ「きゃあああああああああああああああ!!!!!><//////」
フィン(本当にやらかした…;)
ティオネ「ちらっちらっちらっちらっ×∞)//////」微笑←期待満面
そんな高速瞬きみたいに高速チラ見をしないでくれ;(天仰ぎ瞑目)
アルガナをメレンの時に殴り飛ばしたのもあり避けようとしたが…それは不可能だった
ケイトに倣って同様に台詞を並び立てて綺麗に右ストレートで殴り飛ばし嫁入りの挨拶とした――もう知るか