第90章 未来への展望
『自分のしたことの責任は、自分で払うんだ』
君の言う『それ』は…咎を受けるのは、犯した人であるべきということ
必ず己が身へと帰ってくるということ
だからこそ――自らで、きちんと…それを踏まえて、先を見据えて、行動に起こす必要がある
責を果たすということ―――
自分が居なくなった後、苦労するのはその子だから
ずっと居る前提で動かれては、消えてしまう
それを避ける為に…過ちを自らで背負い、自らで責を果たす
その当然の在り方を、誰もが出来るようにする為に………
たとえ――望まれなくとも
必要だから←4119ページ参照
哀しそうに、細められた目に…
僕は……
わかってやれなかった…目の前の変化に気を取られるばかりで……
その先のことなんて……
コロコロ言うことを変えていては、一番苦労するのは…それに合わせる人々だろう、と
混乱させてしまうし、一貫していないと取るべき手法を見誤り兼ねない
そうなっては元の木阿弥となるのだから
ケイトの負担も軽くなり、皆も同様に消えずに済む
全て(全体)にとってより良いようになる
『自分の罪を自分で負おうとする心』が、「罪の分化」という事態を予防する
「それ」が…「罪の分化」が「癌化」なのだから……
「それ」を防ごうとすれば…防げるのだから……‥
だからこそ――ケイトはああ言ったんだ
言うしかなかったんだ
たとえ酷なことだとしても…そのしたことは、どう在っても無かったことにはならない
だからこそ負い、自らで背負い、今からでも為すべきことを為せと――
口下手で不器用だけれど…芯は真っ直ぐで、どこまでも…‥人のことを案じ、気に掛ける優しさを持ち合わせている
たとえ厳しくとも…それは必ず、相手の利になるように含んでいる
幸せで居て欲しいから…
その先のことも踏まえて必死に考えてくれる
どうすれば守れるのかを…必死になって
その点も含めての、『生き写し』なんだという…←4117,4124ページ参照
オーロラ姫、眠れる森の美女
エルサ、アナと雪の女王
ルイーサ、ミラベルと魔法だらけの家
ケイトは、上記のキャラだそうだ(ジブリ)
ケイト「…似てる?;」自分指差す
『似てる!』こっくり←大きく頷く
ティオナ「責任感強過ぎな所とかが!主に』
こくこく!!←一斉に頷く