第89章 堆魂の儀(ついこんのぎ)
主犯格の癌が関わったせいで滅んだ←4029,4076,4096ページ参照
主犯格の癌、今世
こちらでは…オリンピアの使者が向かった=オリンピアを滅亡させるのが確定した時点で消滅
ケイトがいない世界では…ウィーネと出会った=街を攻撃して壊して回るのが確定した時点で消滅
どちらも後始末は人任せ←4689ページ参照
「無責任な人を見ない無理強い無配慮正当化テロリスト犯罪者暴走集団」を量産して回った罪
「無関係な人を巻き込むやり方(人を見ない無理強い)」で「無責任(後始末や罪を着せる)」を貫く「英雄ごっこ」を扇動して、滅びを齎して回った罪
無関係な人とは、無辜の民、国、その中でも『自分を大事にしてくれる、罪をも後始末でも何でも被ってくれる恩人』も含まれている
突拍子もなく好き放題するくせ自分で責任も取らず
不誠実な上に、それに巻き込んだ恩人や無辜な人々に皺寄せをする
前々世でも、前世でも、今世でも、共通して、一貫して――死ぬまでずっと「やりたいことの暴走(英雄ごっこの扇動)」を繰り返し続け、全てに対して滅びを齎した
そして―――自分のしたこと、その皺寄せで自らが関わった全てが国ごと滅び、自分のしたいことに一方的に自らが巻き込んだ人々が悉く全て死に絶えた
肝心の、信じてくれた人、罪を犯してでも守ろうとし自身の罪を丸ごと被ってでも大事にしてくれた恩人、それらを全く一度すらも守ろうともせぬままに――
自分のやったことの後始末で国々がどう顛末を揺るがされたか、具体的にどうなったか…滅んだことの罪を認められず、その罪や責任から逃れる為に言い訳したり閉じ籠ったりと、色々で時間が掛かったそうだ
その時間は8年も費やされたとか――
前世の主犯格の癌が、自らの罪の重さと自分が仕出かしたことの大きさ…それを理解したのは、死んだ後になってからだった……
罪の重さと責任に押し潰されそうになっていたが、散々生前向き合いも見向きもせずに散々蔑ろにしておいて被害者ぶるなという話に落ち着いた
やることなすこと全て頓珍漢だ
その間、何をしていたかというと…他に癌化の影響が及ばないように隔離していた
そればかりか
これ以上チャンスを与えるべきではないといった意見が主流となり
邪神が黒の国へ持っていって消そうと目を光らせてもいた
これ以上はもう我慢ならん、と
