第89章 堆魂の儀(ついこんのぎ)
その人々に…その想いに…何も言わず、立ち上がった
強い想念が見せた『奇跡』――
それは――人々を一つにし、次期原初の神々も神々をも一つにし、束ね、起き上がらせた
『いっけえええええええええええ!!!!』世界全て
だっ!!!←フローを纏い、地下神殿へ飛び込む
ケイト「これが――全ての魂だあああああああああああああ!!!!!!!!!)
ラスト――ブレッシングフロー!!!!」
ピシッ
パリィン
口々に、涙を零しながら、あるいは真剣な決死の表情で叫ぶ
世界全て
ラウルに至っては鼻水を垂らしながら泣き叫んでいた
テロップ『シー!』
その咆哮(ハウル)は世界を一つにする引き金として呼ばれ、【超凡夫(ハイ・ノービス)】から【勇気ある咆哮(セコンド・ブレイブ)】と呼ばれるきっかけとなった
後の神会にて、二つ名がそれとなったのは言うまでもない
こうして…皆の無事が映し出された直後…
ラウル「よかった
よかったす
よかっ
ああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ;;;;;」
安堵と安心と喜びと嬉しさと感情が一杯で、感涙に咽び泣くラウル
跪いたまま地に突っ伏して
レフィーヤ「あのー…;」
ラウル「ああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ;;;;;」
『…‥;』
リーネ「落ち着いてから…言う?;」おず
ベート「みっともねえからやめろ!!!;」げしぃっ!!←背を蹴っ飛ばす(ラウルは前のめりに地面に顔ごとぶつけてつんのめた)
ラウル「何するんすかベートざああああああああん;;;;」しくしく←鼻水と涙で顔面ぐっちゃぐちゃ、目もお顔も真っ赤
ベート「!!;」たじっ!!←寄るなきたねえとは言わないが感じてはいる
アキ「全体に筒抜けよ?」
ラウル「へ?」きょとん&ひっく
アキ「今
あなたの声」片目を瞑りラウルの腕時計を指差す
ラウル「………え…?
(ちらっ)←アキに誘導されるがまま腕時計を見やる
ああああああああああああああああああああああああああああああああああ!!!!;」真っ青
アキ「全くもお
変な所でそそっかしいんだから;」瞑目し額押さえ嘆息
レフィーヤ「あははははは^^;」
