第88章 神聖たる導き
ケイト「2m八方だよ
身長が1.6mとしたら
人一人寝るスペースしかない
具体的な数値で言うと、2m四方
しかない」
リヴェリア「私も行った時に確認した」
フィン「いつ行った?」
リヴェリア「それは………
原初の世界神の記憶から
ケイト「本当に来てたじゃん
夢の中で
無意識だろうけど
嬉しかったよ^^
…
来てくれて……(微笑)
『意識と心を同期させて乗せた分身』
つまり『分体』を作らないと、お前達に触れることすら出来ない
一時的に膜を与えてってのも
限られた時間しか出来ない
本体同士で触れ合えるのも…膜越しだ
ありがとうな^^//」にっこり
2m八方
立方体の部屋
直角二等辺三角形の為、三平方の定理で計算可能だ
1辺2m
平面の対角線2√2m
立方体の対角線2√3m=直径約3.4641m
なるほど…その部屋の中で、更にぎっちり身うごきも身じろぎも出来ない程きつく縛られると…‥;
それは……実在化以外何も出来ないのも仕方ないね;
もししようものなら他にまで負担が行ってしまい兼ねないし…;
分体を作って意識を乗せて、どこかへ探検しに行くぐらいしか仕様も無いと;
死ぬ最期の瞬間まで、本体は文字通り『己を除いた全ての実在化』を除いて何も出来ないという訳だ;
原初の神々&テロップ『その通り!!!!!』
即答か……;
揺らぎようのない事実らしい――
保母さん
たとえるなら
わかりやすくいうなら
役割について軽く聞かれた時のケイトの答えがこれだった
原初の始祖神も隣で何度も頷いていた
深く、深く――
どれほど生んだとしても――それを一人として消すことの出来ない優しい人だから←微笑し頭を撫で受け入れる姿が浮かぶ
リヴェリア「しかしそうか…主犯格の癌は10万年前に生まれていたのか」
『そして既にやらかしていたと――;』天仰ぐ
ケイト「でもその罰はあの世で受けたし
一部は保留になってたらしいけど、創世神の親殺しの罪のみ」
フィン「つまりムー大陸と人類を滅ぼした案件だけへの罰か」う〜ん
リヴェリア「その時点で大分焦っていたな」頷
ケイト「うん、魂を生む量増やしてたのもそれでだって←4591ページ参照
「主犯格の癌」が癌として完成した時、『原初の始祖神』がいないと全部消えちゃうから――」