第88章 神聖たる導き
ケイト『やだー!
やだやだやだやだやだやだやだやだああああああああ!!!
それで自分だけが嬉しいなんて
ぜっ!!たい!!やだあああああああああああ!!!』
原初の神々『う~ん……』腕組
ノアール『人を気に掛けない癌とはホント対極』
ブランシェ『人を見てないからあれには無理よ
だから考えることも出来ないのだし
結果的に人を蔑ろにして、人の犠牲を厭わない人に成り下がってしまった訳だし
それも…自分の命を、犠牲にしてまで守りたいという想いすらも……その中身すらも、大事にしたいと願う心さえも……』
ケイト『皆のが大事いいいいいいいい!!!!;』
原初の神々&次期原初の神々『お前も大事だ!!!!』まったく!
テロップ『押し問答!☆』
始祖神『ザ・頑固!♪(☆∀☆)』
ケイト『やかましいわ!!(*T^T)』がうっ!!
フィン『ま、「癌」のことはこの際置いといて
ンー…←顎に手を当て
そうだなあ、ケイトに返すとするなら』
その言葉に皆は軽く頷き、言葉を揃えて叫んだ
原初の神々&次期原初の神々『大事にせんか!!!!!!』
ケイト『やだああああああああああああ!!!
それでみんなに何かある方がやだああああああああああああ!!!!』
「癌」関連の話に関しては、ケイトの時間を停止させた上で認識させないようにして話した
話題に出すことさえも、「癌」によって痛み(無理に実在化する為の)を発すると知っているから
無理をしないと、実在化出来ない存在
それが「癌」だからね
軽んじること
中身を見ないこと
蔑ろ(犠牲)にすること
それらを厭わないこと
かえりみない(反省せず、自分のしたことも振り返らない)こと
どれだけ人を犠牲にしても認めず、正当化し、暴走を繰り返し続けること
……どれも、「癌」に至るには避けられないことだ
ケイト『びええええええええ』←我関せず
また創世神の親の時のようにならない為にも
「癌」を庇う風潮だけは避けなければ
全ては――「癌」を守ろうとしたことから起こった出来事(裏切り)なのだから
欲任せに暴走を繰り返し、人を見ず、犠牲を厭わず、蔑ろにして、恩に報いず裏切り、良心を利用し続けるだけ
そう一言でまとめようか
仇返しそのものと
さて…
いつ泣き止んでくれるかな…;←未だしがみ付かれたまま