第87章 神化(しんか)
こうして――怒涛の一日は幕を下ろした
皆と――いつまでも、居れますように
小さな祈り…
それは……いつの日か届くようにと願って、右手首に取り付けられた
ケイトのその小さな想いが、満たされる日は来るだろうか――
叶うことを、叶う日を、僕は切に、願わんばかりだった―――
愛する人の切望を――――小さな、健気な願いを―――――
寝る前に、酔っ払ったケイトが遺した落書き…
それは……
遠い未来の日まで残り続けることとなった……
リンゴ「元気出して!」
しぼりつくした
ボクの元気を受け取って❕
しなしなのリンゴが笑みを微かに浮かべながら呟くという、シュールなリンゴのイラストが出来上がっていた
(作者ホームページ参照)
遊び心満載のそれに…リンゴを挙って作り出すという暴挙に至り始めていた……;
後に…揺るがぬ地産物として、リンゴの果実水を売り出すこととなる…
その味はどこのものよりも澄み、どこよりも美味しく、万病の治療薬にもなったという……
神水で育てればまあそうなるか…それも神樹の傍で……;
創世神として有名になったケイトに――
7月4日の朝
レイが全身を擦り付けるように絡み付いていた
レイ「今日は私の日//」キラキラ
アイシャ「朝だけだからね!!?;」←昼
椿「晩は手前とだ」
ケイト「わかった」こく
朝方、ユニコーンが別れを惜しむように群がってきた
ケイト「……処女を好くはずなんじゃ…;」
リヴェリア「生みの親だとわかるのだろう」頷
ラーファル王「………
良き旅路を」
ケイト「ありがとうございます」深々お辞儀
ラーファル王「…果報を待っている。
もう少し時間に余裕を持って行ってくれると助かる」
ケイト「わかりました!
予め連絡を取ります。
携帯電話を」
ラーファル王「いや…それは」たじっ
リヴェリア「今時使えねば置いて行かれるぞ」じと目
ラーファル王「ぐっ!……
…‥…………(ぷるぷるわなわな)
……い……
いただこう」会釈
ケイト「あ、はい。
デザインや色は好きに後から変更も出来ますし、字も大きくも出来ますし、画面を映像として中空に浮かばせて操作することも出来ますし、画面を見られたくない場合は本人のみ指定にも設定変更出来ますので。
あと所有者設定で手元にいつでも念じれば来ます」