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Unlimited【ダンまち】

第87章 神化(しんか)





蒼炎を纏った状態の
創世神の膜であるコートとウィービングは…

後に不死鳥の鎧と不死鳥の剣と呼ばれることとなる


創世神の膜は蒼炎を纏うとウェザーコートとなる
どんな影響も受け付けず跳ね返し、どんな環境にも対応出来る

不死鳥の剣はどんな水であれ何であれ消えることは決してない
削られたとしても、火力が削られてない部位に集って爆発的に上がるだけ

その為、防犯も兼ねてセット購入されることが多いと聞く←現在進行形(既に製品化済み)


深く濃い蒼とは
重厚な青色(#0000B3、作者HP画像参照)で、青180、赤と緑は0の深く濃い青色のことだ

蒼炎の蒼は深青色を指す


発動する最初が疲れるのであって、それ以降は水と火を維持するだけで自動で変化は維持される為、
それほど消耗も無く戦闘に使用出来、いつでも切り替えられる

逆に水も使いながら蒼榮斬を使うことも可能だと言う



水と共存した炎とも言えるのだそうだ――



それは火の都でも即座に取り上げられ実装されていた―――




次代原初の始祖神、ケイト――


人類に発展と進歩を齎すだろう――しかし

同時に…
それは…ケイト無くしては実在化出来ないほどに脆い環境下にあることを示す

だがそれはケイトが齎したものではなく、人類が自ら自分達を保てないように齎したが故のものである


予定通りに死なず、ケイトを殺してしまったら全部終わってしまう

創世神の親の時と同じく、害して、殺した者達として…全てを殺めた者達として…
その罪は、必ず癌になる呪いとなって身に残り続けることになる


「次世代の癌と隠れ癌」をいぶり出す為に、ケイトは遣わされた
攻撃するか、しないか、はたまた…害するか、脅かすか、大事にするかしないか…
それだけのことで…容易く、汚染されてしまう

癌の汚染さえ無くなればこの世の消滅の危機は無くなるか、と言われればそうではない

自らを癌にしてゆく人類を止める手立ては無いのだ


癌とは汚染を施すもの、与えてくれた他者を蔑ろにするもの
実在化という権能を使い必死に守り全ての実在化を司る存在として尽くし続けてくれるケイトに、創世神の親と同じ役割を為すケイトに、何を為すかで見極められるもの



勝手にいなくならないで――

再び時を止めて涙ながらに呟いた言葉に、ケイトが曇った表情をしていた…


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