第87章 神化(しんか)
折角なのでやってみた所…
ぶおんっ!!!
細長い龍神ディバインが右手の上に乗り、『硬質化』して刃先のみ波打った形状として全体を雷で鱗で纏った、中が空洞の片刃の長槍と化し、
魔槍アダマスが内側に滑り込んで長槍になると同時に、刃以外の内側の空洞を埋め尽くすことで『補強』すると共に『電磁波』を発する諸刃の穂先を持った槍と化す
ドランザーが刃の内部に頭を突っ込み、羽根の全てを棍の先へ集わせ、穂先の刃先へ宿る
金色の波打った刃と棍全体に鱗を持った槍に、棍の先に真っ赤な羽根の飾り
力を籠めれば刀身が赤く煌々と光を発し、棍は金色に光輝く
本来なら鱗は滑りやすいだろうが…手に吸い付くように離れない
頑丈そうだ、丈夫なのが一目見てわかるほどだった
ケイト「かっけえ…//」キラキラ
神器と神霊は同じ雷属性同士、神格は火属性
それぞれの電流の向きを操作することでNS極を切り替え、
刃のみ切り離して反発を利用して射出させたり、
残った中身の槍で磁極を入れ替えて引き寄せ合わせたり、自身を近くにも遠くにも自在に飛ばさせたり様々…
一番強力なのは…雷で自身の人体へ電流を後押しする形で動きを底上げし、星の磁場も利用して加速させ、
それ以外へは火と雷で焼き切りながら突き刺し、内側から爆発させるように流し込むことで爆散させる
緋牙創電(ひがそうでん)――
ケイト「先に必殺技生み出されたあああああ!!!;」
フィン「そんな…競争じゃないんだから^^;」
ケイト「先越されたああああ!!!;」わああああん!!!←跪き両手を地について叫ぶ
フィン「何なら…試してみるかい?」にやり
ケイト「乗った!!!」
『…え?』
ちなみに言っておくが…
ラーファル王は襲ってきたモンスター達の動向の理由と把握、託された苗の管理について家臣達との話し合いに没頭している
リヴェリア「私との2人きりの時間のはずなのだが…;」
フィン「じゃあこうしよう」
パチン!
ぴたり
右手で一つ指パッチンし時間を止めた
フィン「これで時間は動かない
邪魔者も入らない…
どうだい?」にや
ケイト「かかってこ~い!!」すちゃ!!
ウィービングを既に構えており、やり合う気満々だった
戦いの中で編み出す気かな?
…末恐ろしいと言うか何と言うか^^;
そう考えながら、槍を2つに分けた
