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Unlimited【ダンまち】

第86章 紡ぎ





『中にあるのは秘宝

己が心と手で開くのだ』

ケイト「手で?」
ぴとっ
かっ!!!

ごごごごごごごご!!!

恐る恐る触れた、その次の瞬間…洞の岩戸が突如光り、左へ大きくスライドして大きく口を開けた


アルヴの王森
最深部にて――

新たな伝説が幕開けようとしていた


原初の神々『わああああああああ!!!』パチパチパチパチ拍手喝采
ケイト「もうこれ以上いらあああああん!!!」

もうこんなのばっかあああああ!!
そう叫ぶケイトに…皆の目は生温かった


瞑目し、拳を握り、慟哭するように天に叫んでいた

嘆くように――


だが――

旅は――まだまだ続く!!!
ケイト「!!?」

続くったら続く!!!


テロップ『五千年に渡って開かれずにいた』
ケイト「もうやだあよおおおおおお」

テロップ『伝説は刻まれていく!!!』キラーン!!!
ケイト「やめてって言ってんじゃんかよおおおおおおお」


リヴェリア「そんな洞窟があったとは聞いてなかったが」

ラーファル王「隠しておったからな

継いだもののみにしか口伝を伝えないという盟約がある
決まりなのだ」

リヴェリア「なるほどな

一族に代々伝わる伝承
という訳か」

ラーファル王「ああ」


ケイト「動かされているー!!
動かされているうううう!!」頭抱え

始祖神「次の動きは見え見えよ!!♪」キラーン!!
テロップ『先読みである!!♪』キラーン!!


ケイト「………そちらからどうぞ」深々お辞儀手で入るように促す←せめてもの抵抗

ラーファル王「開けたものから入るようにとの言い伝えだ
口伝で、死んでも忘れるな破るなと強く言いつけられてきた」

ケイト「ガーン!!)…;」
テロップ『対・策・済み!』キラーン

渋々入る中、後続はエルフの王族のみとあるとのことでリヴェリアのみ連れて入っていった



洞窟の洞穴のような場所で一本道、明かりもなく歩き進めていると

徐々に明かりらしきものが近付いてきた

人一人通るのがやっとという通り道から、突き当たりとなる空間は広く、遺跡のようだった


近付くに連れて…

ケイト(何だ…この懐かしい感覚は?)
そんな想いが湧き上がる中、到達する


ケイト「神字だ!
リヴェリア!!
リヴェリアー!!」

ラーファル王の後ろに下がっていたリヴェリアを呼んで隣に来させた


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