第85章 エラー
邪神「あー…これ、見なくていいから」
ケイト「いや、大事な部分だけでもメモしておく!!
忘れちゃいけないことだ!(メモメモ)
「癌」とは、「人からの好意に寄生し蔑ろにする軽薄者、堕落した破綻者」そのもの!!←読み返す
よし!!!」強く頷く
フィン「人に癌化の行為を取らせることもみそだね。
それも信頼してくれている人、好意を寄せている人限定で」
ケイト「なるほど!
それこそ…好意に付け入る?寄生する在り方?」顎に手を当てて考え込む
調停神「何も返してないってのもポイントな。
それを仇返しだとも認めてない点も」紙を指差す
ケイト「そっか!」メモメモ
『悪いとも思ってないからね…
無自覚型だし』
邪神「浅慮だからね」
ケイト「浅慮と」
滅神「ちゃんと見てたら気付けるんだよ」
清浄神「考えても見て?
人から贈り物を貰うばっかりで、一向に贈り物を返そうともせずに笑って接してくる。
そればかりか次々に渡してくる相手に笑って、何も返さないで「感謝の言葉を返したよね?終わり」で済ませる人。
どう思う?」
『さいってー』
邪神「お金も都合も労力も時間も予定も削って贈ったものに対して、
そんな価値も無いって口先だけの言葉という贈り物で返されたらどう思う?
その場限りの感謝をして返したでしょ?って次会った時にまた際限なく平気で求めてくる始末に終えない人をさ」
世界神「貰うばっかりで一向に返さないたかり屋だから」頷く
原初の神々『うんうん』二度頷く
邪神「関わったが最後、好意を持てとばかりに笑って接してきて、死ぬまで啜られ他界する」
清浄神「人当たりの良さが、寄生する為の手段と化してるんだけど気付いてないんだよね」
廃棄神「あー…そこが難点だよね」
原初の神々『まあ無理だけど(断言)
癌から脱するのは』
時空神「それが癌ですから^^;」
ケイト「諦めてるの?」
始祖神「諦める以外ないでしょあれは」
原初の神々&フィン『うんうん』二度頷く
ケイト「なるほど…そりゃそっか。
あの…さあ」恐る恐る挙手
『?』目が集まる
ケイト「ジェノサイド・ブレイクを使っても同じ?
消滅も死も叩き壊すつもりで造った浄化技なんだけれど
『無理』
ケイト「……
やっぱそっかあ;」がっくり
時空神からの太鼓判付きで、被せ気味に異口同音に答えられ、ケイトは肩を落として項垂れた
