第15章 人造迷宮
~ちょっとだけ余談~
18階層までの馬車内で、二人が抱き締め合っている頃のティオネ
ティオネ「うがああああ!!邪魔すんじゃないわよおおおお!・・」激怒
ティオナ「その台詞そのまま返す!;」羽交い絞め
レフィーヤ「やっと掴んだ幸せなんですから!」ティオナと同様
アイズ「やっとのやっとで巡り会えたんだから邪魔しちゃダメ!!」同様
ティオネ「悪いけど私、この嫉妬は制御できないのよおおお!!」
ティオナ「もう既にフィンは所帯持ちでしょ!落ち着いて!!」
アイズ「あれは夫婦としてあるべき姿!!」
ぎゃーぎゃー!!
余談、終了
ケイト「馬車は!?」ずばっ!!
フィン「馬車ごと崖を走って降りてきたよ。
移動要塞とはよく言ったものだ^^;」
ケイト「そっか。でも魔石結界魔法使えばよかった!;
戦わないといけない人が増えちゃったなー;申し訳ない;」しゅんっ
リヴェリア「カバーすれば問題ない」
フィン「そもそも認識阻害がかかっているから問題はないだろう?」
ケイト「あ、そう言えばそうだった」
フィン「かけた本人が忘れてどうするんだい^^;」
襲い掛かってくる食人花を一通り倒した後
改めてあたりを見回すと、5m程度の高さの壁に囲まれていた。
しかもその壁は外見こそ石板だが、砕くよう指示した所、鋼色の超硬金属であるアダマンタイトが出てきた。
その中にも、『オブソディアン・ソルジャーの体石』があった。
その効果は『魔法』の効果を減殺させる。
フィン(迷宮の東側に隣接しているということか?
いや、決め付けるのは早い…中を探索しなければわからないな)
ベート「このアホみてえな迷宮作る為に、港街(メレン)を巻き込んで金の荒稼ぎをしてたってことか?
理解できねー」
ケイト「…上を見て。あそこから壁が降ってくる。
足元のはおかしくないかな?」うろうろ
フィン「馬車を中心に固まr
「フィ~~~~~~~~~~~~~~~~ン~~~~~~~~~~~~~~~~ッ!!」
指示を出そうとした瞬間、慌ただしい足音と共に辿り着いた女性の大音声が響き渡る。
あまりのでかさに皆が咄嗟に両耳を塞いでしまうほどだった。
ケイト「おー。でも鼓膜破れるほどじゃないよね。
人為的にされたことあるけどあれより軽い軽い^^♪」
一人例外がいるけど置いておこう…;