第85章 エラー
アスフィ「…え?」
廃棄神「つまりこの世は最も不安定でいつ消えても壊れてもおかしくはない
それ程に穢れている、実在化の力が滞る程に…
それが…世界の終わりだ
それを防ぐ為に遣わされた使徒だ…ケイトが…2代目始祖神としての最初の活動だ」
「元々は予定になかったんだけれどね」
「ケイト様の想い、ちょうど都合がよかったからねえ」
『ね~♪』
「だから大好きなの♪」
「お手伝いしたいの♪」
ケイト「私は…しるべとなる…全てが消えない為の…
それだけ…それしか、言えない
そういう決まり…
そうだな?」
ラファエル「全く持ってその通りです」
ケイト「…‥酷い目には
ラファエル「遭いません
遭わせません…そう努めます
よしんば起こるとしても……」
ケイト「……磔に…されちゃう?;」自身指差す
ラファエル「そんな計画は無かったはずですが?」
ケイト「え?キリストと同じ
ラファエル「目には遭いません」
ケイト「ええ!?;」
話が違う!とばかりに叫んだ
キリストと同じ役割=同じ道筋を辿ることになる、と思っていたのでしょうね;
ラファエル「違いますよ
確かに同じ役回り、役割となります…が、そんなに気負う程のことではありませんし、そんなことは起こり得ません
第一…そんな風に、あれやこれや言って回ったり、あちらこちらへ吹聴して回ったりはしないでしょう?」
ケイト「ああ…そのつもりだ」
ラファエル「なら問題ありません^^」にっこり
ケイト「そうなのか?」驚愕
ラファエル「はい」微笑
ケイト「そうだったのか…
ありがとう!認識に少し相違が生じていたみたいだ、修正する」
ラファエル「ええ。ありがとうございます^^」
ケイト「こちらこそ…ありがとう(お辞儀)
色々と教えてくれて…感謝している」微笑
ラファエル「…ふふふっ^^」
ケイト「?何がおかしいんだ?」きょとん
ラファエル「…本当に…よく似ておいでです
始祖神様と」微笑
ケイト「……当たり前だろ…同じなんだから//」ふいっ←腕組みし顔逸らす
ラファエル「ふふふっ、ええ^^//」にこにこ
ケイト「……散々…私は始祖神じゃないって
別個の存在だって、言ってきた
けれど…訂正するよ……
私は始祖神だ――どこまでいったとしても、何をすることになったとしても、変わらない」微笑