第85章 エラー
ケイト「うん」頷
身の丈程の高さ幅を持つ大きな机の前に座る閻魔様に、
周りに誰もおらず、ケイトは一人で向かい合ったまま真剣な顔で頷いた
閻魔様「お前の死は!魂がもしどうかなれば…」
ケイト「ならないし、させない
その為に頑張る」
閻魔様「お前の今後が、全部の今後に直結していることは知っているのか?」
ケイト「こっくり)
必ず守る…絶対に」
閻魔様「無謀だ…
この世の馬鹿共は無能だ、見抜ける奴がいるとは限らない!」だんっ!←大机を叩く
ケイト「あー…どうでもいい」
閻魔様「寧ろ傷付けて殺そうとだってしてくるのは目に見えてるぞ!!
え?どうでもいい?;」唖然
ケイト「少しでも負担を減らしたい(微笑)
報われても、報われなくても…私は…ずっとずっと、守ってきてくれた、この世に、穢れながら必死に頑張ってくれた人達の為に頑張りたい
神様達や…精霊達、皆が…いてくれる…
その為なら…死んだっていい^^
少しでも力になれるのなら…なりたい
自分でやると決めたことだから
私がやりたいことだから
やる」
閻魔様「………
非常に辛い道のりになるぞ」
ケイト「それでもいい
皆、そんな想いをしながら、必死に頑張ってくれている(この世(下方向)を微笑みながら見る)
今だって…
無理をして、落ち込んで、それでも…諦めないで、頑張り続けてくれている
力になりたい…(微笑)
大事な人達だから…大事にしてくれた人達だから…それに応えたい、報いたい
私は…皆が、一番難しいこの世を何とかしようとしてくれた、大事にしてくれた皆が…大好きだから//(涙目微笑)
………ダメか?;」おずおず不安げ
閻魔様「ふっ
いいや…
本当に始祖神だよ、お前は…どこまでもな」
とんっ←紙に判を押す
ケイト「へ?」←自分が次期原初の始祖神であることは知らない
閻魔様「許可する
いってこい」判を押された紙を机越しに腕を伸ばし差し出す
ケイト「はい!←許可証を受け取る
ありがとう」微笑
閻魔様「ああ…気にするな」微笑
龍神「じゃ」ぐいっ←一瞬でケイトの背後に現れて首に腕を通し
ケイト「え←一瞬で引っ張り込まれ
えええええええええええええええ!!?;」←現世に向けて急降下
そのままダイレクトアタぁぁぁぁぁック←お母さんのお腹の中に、卵子に叩き込まれた