第84章 竜の巣
自分が悪いと思ってない、自分が正しいと思ってる、凝り固まってる人ほどなりやすい
反省する心が育たず成長に繋げられない
それによって起こるのが「魂の膜の硬化」
そうなったら人を見なくなる
人と折り合いも付けられなくなる
「自分という強要」といった形となってしまう
以上により、「歪み」が発生し、「硬化した魂の膜」は容易く壊れてしまう
それに伴い、中身の「墨汁」が出て全てが消滅してしまう
どちらが先であれ必ず割れる
って寸法か
聞いていてそう思った
それを伝えるとケイトは静かに頷いた
ケイト「頷)……‥
あのね…
始祖神様曰く…得手勝手、人を大事にしなくなったら「癌」になるのよ
って…伝言
「癌」は、「自分(癌)を大事に思う心、命を弄び利用するだけで何も返さないし見向きもしない大罪人」だと…個人的に思うよ。
あ、大きく頷かれた」
フィン「なるほどね」頷
ケイト「それと、原初の始祖神について図解してみた←作者ホームページ参照
原初の始祖神は全ての母体、原初の始祖神以外の全ては胎児でしかない
原初の始祖神が全ての実在化を司るとはそういう意味
イメージ付いた?」
フィン「ああ、付いたよ」
アスフィ「なるほど…
覆う形で宿るのですね、新たな膜は」
ケイト「うん!」頷
ケイトが言うに…
『様々な次元(世界)を躯(からだ)に記憶出来る力』
という力
それは『原初の滅神』としての力
小狼達のさくらの力だね…まさか僕も持っていたとは…
『魂の膜の状態が把握出来る力』
という力
それは『原初の始祖神』としての力
全ての実在化、癌にならないよう力を全てに無償で送っている訳だが…
癌の世界は次期原初の始祖神がこの世にいる内のみ、原初の始祖神と次期原初の始祖神が実在化を同時に受け持つことで実在可能なのだとか…
大体癌のほとんどはこの世の内に生まれてくるらしい…何でも地獄よりも悪事がしやすい上に隠蔽も可能なので生まれやすい環境なのだとか(あの世では隠蔽も嘘も騙すことも出来ない為全て正当に裁かれる)……
アスフィ「原初の廃棄神はどうなるのでしょう…?」うーん←口元に手を当てて考え中
ケイト「う~ん…←同様の仕草で考え中
何だろう?
原初の廃棄神は…『悪(癌)・即・滅☆』」真剣←人差し指を立て
『ぶふぉっ!!//』ピクピクッ爆笑