第83章 剪定
フィン「大事にしようとするのはいいけれど…履き違えてはいけないよ?
癌へのお灸の邪魔をするということは…
つまり、癌が行う全消滅の手助けになってしまうからね?」
ケイト「わかった!気を付けるよ」こくこく
そのやり取りを見て、声が上がった
椿「ん?(顔を上げてこちらを見やる)
終わったか!?小難しい話は!」笑い掛ける
アル&ディ&メイ『キャッキャッ!』^^
ケイト「あ!
アルとディを見てくれてありがとう!椿!メイ!(たっ)←船首側に駆け寄る
って…何これ;」船の上に掛かるジャングルジムを見る
椿「遊び場じゃ!^^
暇なんで作ってみた!神器で」にや!キラン!
ケイト「考えるの手伝ってよ!;」
椿「はっはっはっ!生憎性に合わん!^^」
フィン「君らしいね…^^;」
メイ「たっのしーい!!^^」
アル&ディ『きゃーい!!^^』万歳
ケイト(楽しそうでよかった…)微笑
その様子を見て、皆が安堵した
リヴェリア「やっと収まったか…;」
ガレス「随分かかったの;」
ロキ「まあしゃあないわ
ケイトからすれば…全部消えて欲しくないんやもんな;お灸であったとしても;」
リヴェリア「あればかりは仕方ない;
お灸、つまり罰が消滅に至るまでのことをしでかしたのだからな;」嘆息
リュー「いくら暴走を止めようとしても、巻き込まれて思い遣りとも思わず仇で返してくるだけ。
癌がしてくることは、決して変わることのないものだから…(口惜しいことに」俯く&歯噛み
フィン「それぞれの立場もあるだろうしね」
リヴェリア「お灸と言うよりは、救済に近いだろう。
己も全ても消すのだから…光だけでなく、より多く残せるように生かしている訳だしな」
なるほど、助けようとするのは筋違いだね…そうケイトだけでなく、皆共に結論付いた――
ケイト「そうだよね…
ただでさえ全てを世界ごと消滅させる「癌の自滅」から「癌」も全ても助け出してるんだし、これ以上は求め過ぎだよね(腕組み嘆息」顔顰め
『本当』頷く
言っても聞かない人には、痛い目を見てもらうしかない、勿論人為的にではなくそれこそ自然に任せるしかない
そこに助ける術等ない…
四六時中張り付いていることなんて出来ないのだから…
というよりしたくない;染まりたくもないから尚更;
その癌に対する意見は、皆も同じだった――
