第83章 剪定
ケイト「何か…泣いてばっかみたいだ
ごめんな」
テロップ『そんな日もあるわよ』
ケイト「う~ん…;
申し訳ない;」
始祖神『あの世の常識とこの世の常識は違う
体が無くても、ちゃんと意識同士だけで触れ合えるわよ』
ケイト「え?マジで!!?;
ごめん…
俺、触れ合うのとか抱き締めるのとか死ぬほど大好きだから…つい;」
始祖神『私もよ!』
ケイト「だから余計心配になって…;
早とちりしました、ごめん;(深々お辞儀)
お母さんも耐えられんだろうって」
始祖神『気にしないで
大丈夫、よくあること
私を大事に想ってのことなんだから嬉しいよ』頭なでなで
ケイト「!…//
…//(微笑)
俺も…そう思ってもらえて、嬉しい^^//」
始祖神『ぽっ!)//
きゃああああああ!!//
私も私も私も私もおおおおおおおおおお!!!///」すりすりすりすり
ケイト「出現したぞおおおお!!?;」たじっ!
テロップ『原初の始祖神が あらわれた!!』
フィン「どこのドラクエだい?^^;」苦笑
リヴェリア「?何だそれは」眉顰め
アイズ「?」首傾げ
ガレス「やれやれ…
機嫌が直ったと思ったら…もう騒がしくなりおったわ
ふふっ」にや
…よかった
そんな空気が安堵と共に流れた
誰もが微笑し…和やかな雰囲気に流される中、汽笛が鳴る
昼食の時間のようだ
僕等が海底に入ってから、外では数時間も経っていなかったらしい…
昼食サービス中も、軽く疑問点が浮かんで質問していた
自分しか見えていないものは、過ちを繰り返し続ける――
「癌」の発生は、それを起点としているのではないか?
と論点が発生したが…半分当たって、半分外れているらしい
何でも…その「過ちを繰り返す在り方」を、継続するからいけないのだとか
ケイト「『体(たい)は身(み)を表す』
体とは、立ち振る舞い
身とは、本当の姿、中身や意識
あの言葉の意味は…『常に意識していることが、立ち振る舞いに出るよ』、だ
一番重要なのは…自分がどれだけ、人を見て、大事に出来るかだ
独り善がりであってはいけない、一方的でもいけない
ちゃんと相手を見て、相手の意思を聞いて、自分の意思も伝えて、互いにとっていい道を模索するように努めないと
開花を遅らせる影響を及ぼすのは…恐らく、そこなのかも?;」首傾げ腕組み