第83章 剪定
ケイト『一先ずさ…
酒盛りと行きませんか?』
侑子『勿論』キラン!
ケイト『いやあ~空間魔法使えてよかった!
侑子から許可下りなかったらどうしようかと思ったよ』
侑子『そうねえ
急に魔法で通信が入ってきた時は驚いたわよ
急に「承認して下さい」だなんて画面が浮かんできて…「酔い過ぎたかしら?」って思わず目を疑ったもの
ふふっ^^
まさかモコナと同じことが出来るとはねえ』
ケイト『はっはっはっ!
手元にあるは深海の酒!
ならば飲まぬが損!』キラン!
侑子『妊婦なのにいいの?』怪訝
ケイト『モチ!♪
ちゃんと神の力で対策済みだぜ(黒にや)
バレなきゃいいのさ、はっはっはっ』肩震わせ笑う
侑子『悪い子ねえ』ふふっ
ケイト『いえいえお代官様ほどでは』ふふっ
『『ふっふっふっ』』
『『あっはっはっはっはっはっ!^^』』
高笑いする2人は、夜更け頃に酒盛りを始めた
僕を差し置いて…
僕が寝ていると勘違いしたまま;
ケイト『癌ってのは歪みそのもの、墨汁そのもの
自分にとってで歪める、寄り添わない見ない背負わない
つまり…人の身にならない
身にならないのにねえ、背負わないと
ぐー』
侑子『そうそう…
そこから履き違えて違えてしまっているのよねえ
大丈夫?』
ケイト『んみゅ?(うつらうつら)
まだまだいけるぞお~い^^♪』ふにゃふにゃ←ジョッキを掲げる
侑子『…そろそろお開きにしようかしら
限界そうだし(始めてからたった30分だけど』
ケイト『ええええええ』
侑子『また今度しましょう…今度は、対面でね?^^』
ケイト『おう!』
侑子『幽体でも受け入れてくれる?』
ケイト『あったぼうよお~♪』
侑子『言質…取ったからね?』キラン
結果…ケイトの主護霊として今ここに居る;
神として完成した存在となって…
人々から認知できない幽霊のような形のままで……
死ぬ最後の瞬間まで、共に居る気でいるらしい;
侑子『大事なのは、自分の罪だと認識すること
人のせいにしないこと
その罪ごと背負って、前に進むから――だから尊いの
それを人の罪に仕立て上げるから――裁かれるの
自ら――罪と化してしまうから
その時点から―――「歪みそのもの」となってしまうから
だから――消えてしまうの
その咎への罰として、贖罪として…対価として』真剣