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Unlimited【ダンまち】

第82章 光芒(こうぼう)





黒鋼のそれを笑い飛ばし、ファイは考察した

ファイ「多分、初代テラン国王が癌だったんだろうねえ

それで異空間を通り抜けてまでって威力でやった結果
当時の滅神様の術式が刻み込まれちゃったって感じだけれど…


それも必然、なのかなあ…あの次元の魔女さんに言わせれば」


術式とは…神の力で編まれたもの

・術式
『神字(しんじ)』で編まれた『術式』
神字同士の『無数の重なり合い』により、『凄まじい絶対の効力』を発揮する

・神字
『神の力(最高密度)』で形作られた『字』
たった一字でも、『絶対の理』そのものを齎す効力を発揮する


全ての術式を消す術式(闇に類する術式のみ限定)
とは

神字同士を無数に重ね合わせて編まれた術式に、
神字を新たに割り込ませて、綻びを生じさせることで崩壊させる、術式消滅専門の術式である


魔術式は効力に応じてそれ相応の魔力を流す必要があるが、術式は流す必要もなく起動する意思1つで可能


リヴェリア「フィン…頼んだぞ」
フィン「ああ…任せてくれ

(今
迎えに行くよ――ケイト」

ロキ「勝ち確エンディング来たあああああああああああああああ!!!!」
やんややんや!!!

ケイトが作った神剣について、後にケイトに聞いてみたら…
若気の至りで、と、黒歴史に触れられたかのような対応を受けたのは、今ではすっかり語り草になっている


フィン「そっちも任せたよ…リヴェリア」

リヴェリア「ああ、任せろ
帰ったらすぐ回復させる」微笑

ぱああああああっ!!!←光がフィンを中心に包み込む
ふっ!!←異空間へと消えて行く


ルアンの母を使い潰して殺した、その上司と同じ
大事にしてくれる相手を大事にしないだけでなく、自らの願いの為に全てを巻き込み須らく害を齎した
許し難い所業、人としては到底できることではない、如何ともし難い、手に負えない、始末に悪い

そんなゴミと化すから消える


きっと――いや、恐らく

敵は、癌なのだろう
だから阻めと言われている

そう感じた


胸の中の術式の存在に――揺るぎない、滅神の意志を



暴虐の限りを尽くす前に!止めるしかない!!



次期でなければ出てこないのは…齟齬が出て崩壊してしまうから――憑依できないという理由から

感じ方から考え方、その心に至るまで全て…その全部が『全く同じ存在』だから


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