第82章 光芒(こうぼう)
男「やれ」
ぱっ←男が手錠から手を放し、同時に気配が離れる
ばっ!
がしいっ!
沢山の手が、全身を掴む感触に包まれる
それも触れるのではなく強く握られて
と同時に、全身が叩き折られる感触に包まれた
「しっかり固定してろよ!!」
ゴギィッ
ケイト「ぎゃあああああああああああああああああああああああああああああああ!!」涙
実際に叩き折られる中、全身が引き千切れ飛ぶように感じた
たった一本でこれだ
全身にもなると…
ゴギッ
ボギィッ
ケイト「ああああああああああああああ!!!
ああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ!!!!」
想像を絶する苦痛、阿鼻叫喚を思わせる地獄のような今までにない痛みに
咽び泣き、狂ったように声を上げる中
それは無慈悲に続いた
「よっしゃあ!
血染めの出来上がりぃ!!」
がばっ!←高い高いして持ち上げる
ピクッピクッ←瞑目し青ざめたまま痙攣
「何気に最短記録じゃね?♪」
「そうそう!」
「俺達も手慣れたもんだよな!!」
『あっはっはっはっ!!』
男「手を休めるな!!
一瞬でさえも痛みの無い間を与えるな!!!」
『はい!!』
「よし!音を上げるまで続けるぞ!!」
「俺2時間!」
「3時間!!」
「俺!大穴の12時間!!」
「よっしゃ!力尽くで泣かすぞ!!」
「俺10分で!」
『ぎゃっはっはっはっはっはっ!!』
グシャ
バキッ、ゴキィッ
ケイト「ぎゃ!!あああああああああああああああああっっっ!!!」涙
痛切に表情を歪め、身を攀じる中、
男達の手は無慈悲に力強く押さえ込み、
その部位から叩き折られ骨折する感触が、
折れてもいないのに次から次へと全身に絶え間なく襲い掛かり、
息つく暇もなく、為す術も無く、僅かな抵抗も許されず、悲鳴を上げる以外何も許されなかった
「おら!悲鳴を上げろ!!」
ケイト「ぎゃあああああああああああああああああ!!!」
悲鳴と共に自然と涙が零れ落ち、咽び泣く内にも痛みは続く
次第に浅く固定された息も乱れ、脳が酸欠状態となり、何も聞こえなくなっていった
涙と涎が流れ落ち、鼻水まで流れ落ち…痙攣するしか出来なくなった時に…変化は起こった
「な、なあ!
あんな姿見たら、ちょっと、さあ!」
「おい、また変なこと考えてやがるな?」眉顰め
