第82章 光芒(こうぼう)
国王「ふむ…そうか
では城ではちと手狭だな(ちらっ)←城の窓越しに外を見る
よかろう!
街に出るぞ!!
食べ歩きと洒落込もうではないか!」がたっ!!←椅子を蹴って立ち上がる
ケイト「はい!!」キラキラ
『えええええ!?』
ケイト「だって皆で食べると美味しいじゃない」微笑←同じく立ち上がる
国王「はっはっはっ!主の言う通りよ!
いざ往かん!!食べ歩きの旅へー!^^」右腕でケイトと肩を組んで左拳掲げる
ケイト「おー!!^^」左腕で肩を組んで右拳掲げる
フィン「ダメだ―すっかり食欲に目が眩んでる;」
アイズ「でも…楽しそう」ふふっ←目を細め微笑
リヴェリア「どうする?」
フィン「行くしかないだろう
はははっ
とんだ食わせ物だよ、二人共」
ティオナ「え?どういうこと?」
フィン「つまり国王は城にずっといるのに退屈していた
で、ケイトは観光したかった
お互い利害の一致、といった所だよ」
ティオナ「あー!なるほどお!!」
フィン「うっすらそれを見向いてたんだろうね
少し鬱屈とした空気があったから、玉座には
ケイトのそれを国王も見抜いていた
だから乗っかったという訳さ」
エル「なるほど!
流石ですねケイトさんは!」キラキラ
フィン「いや…」
リヴェリア「だが…」
椿「あいつの場合は多分素だぞ」
リヴェリア「無意識の内だろうな」
『凄いというか…なんというか……;』う〜ん腕組み
ティオナ「まあ、悪いように転がらないんならいいんじゃない?」
フィン「それもそうだね、割り切ろう(溜息)
(だが…あの時感じたことは、間違いなく事実だった
生贄――人身御供←4334ページ参照
その先に待つのが幸せであることを――願うばかりだった」
道中で、近付いてきたじっちゃんを見た
あれだけ呪い(2226ページ参照)のように感じていた繋がりが完全に途絶えていることを確認し、同時に…あることをお願いした
ケイト「ね…グランじっちゃん
いや、グランお爺ちゃん」
精霊王「いつも通りじっちゃんでええぞ!どうした?」
串焼きを食べている横で、一言呟いた
ケイト「アルとディを…ウルとグラを、お願いね?」
精霊王「ん?
がっはっはっ!^^
そんなことか!案ずるな!不安になる必要等ない!」
ケイト「え?」
何で、と聞く前に答えてくれた