第82章 光芒(こうぼう)
フィン「なるほど…」
リヴェリア「蘇生目的か」
ケイト「仮初めの、一時的な、疑似的なものに過ぎないんだって、中にあるものを実在化させて生かすようにって、それだけの
だから…
だから……
あれ(エヴァンを生かしていた膜)とは……違う…」
ティオナ「原初の始祖神だけの膜で、私達の魂は形作られてるってこと?」
リュー「そのようですね」
アスフィ「つまり…ケイトだけの膜だということですね…
本質的に同じということは…」
リヴェリア「同一化が可能という訳だろう
別物ではあるが、元が同じなのだと判断すればいい」
『なるほど』
フィン「ケイトと原初の始祖神が同じ魂だというのと同じことか」
リヴェリア「なるほど…だから入れ替わることが出来た
膜自身にも意志があるから…心があるから、同居を許しもするし受け入れもすると」
フィン「で…一時的に送った感想は?
全てに」
ケイト「…2人分だったから、とても楽だった
分体が宿ってくれていたから…
でも…1人になったら、どうなるか…わからない
きっと、俺の魂も無限大なんだと思う…でも……」
リヴェリア「同じように擦り減る可能性は高い、という訳か」
アスフィ「推論ですが確かにあり得そうですね」
ガレス「誰かに投げることも出来んのか;忌々しい」ちっ!
フィン「滅多なことを言うもんじゃないよ、ガレス
それが無ければ僕等も維持できないんだ、存在を…
ケイトもね」
ケイト「……」こっくり
アイシャ「なるほど、ケイトも例外ではない訳か」
アーニャ「頭が痛くなってきたニャああああ;こんがらがるニャあああ@@;」頭両手で抱えパンク中
レイ「つまり…ケイトは、二度と…‥」
ラーニェ「何でそんな辛い役目ばかり負うんだい」
ケイト「誰でも出来る訳じゃないんだ…
俺にしか出来ないんなら、やらない理由は無い
俺は……二度と…誰かが消えるのも、死ぬのも、見たくは無いから……」
『………
やれやれ』溜息
ケイト「!?;」どきぃっ!!
フィン「君もだよ
そこを履き違えてもらっては困る」真剣
ケイト「あ…‥ごめん…頑張る
アイシャ「頑張らないでいいんだよ、努力し過ぎだ」ハグ
ティオネ「頼りなさいよ、あんたはもう少し」
ケイト「そんなこと言われたって;」
ティオナ「補い合う、でしょ?(微笑)
大丈夫!^^」
