第82章 光芒(こうぼう)
始祖神とは、魂を作るのに秀でた水神様達
だが…『原初の始祖神』は毛色が違う
魂を作るだけではなく、『全ての実在化』を司る神(創世神そのもの)なのだから……
世界の『鍵』なんてものは…おまけに過ぎなかった←4399,4425,4426,4439,4524ページ参照
何故、次期原初の始祖神である俺と原初の始祖神だけなのか
当時はわからなかったけれど…今になって、その意味が分かった
決して…回さないから、という言葉の意味(消さないから消す権限を与えられる)も……
そうでなければ(『創世神の膜』も)与えられはしないのだという現実も、共に…――
神国法令(最高法規)
第一条:他へ『人生、人命に危害を伴う迷惑を掛けた時点で罪に問う』、心すべし
第二条:全ての民は平等に、『個人としての尊重と自由が保障される命』とすべし
第三条:ひとりのみにとってではなく、皆にとって『より良い未来』を目指すべし
神国命令(三善美)←1732~1734ページ参照
一つ、人に必要以上の迷惑をかけないこと
二つ、人の助けとなること
三つ、他の幸せを羨むべからず、他を尊ぶべし
3948ページ参照
<癌へのまとめ概要>
不要なものを巻き込む
認識を違える
繰り返す
<対処方法>
捨て置きなさい
4440ページ参照
『願いとは――人を幸せにするものであれ
己も、幸せにしたい人も、全ての人をも、不幸にする
そんなやり方は、慎むべし』
明記された
『不始末や皺寄せを減らすよう努めること、繰り返さないこと』
その法律の注釈として…
4501ページ参照
『不幸な人を作らないやり方、それを根差すこと』
神国における法規に置いての『原則』
4503ページ参照
書記官「いや、よく出来ていると思うよ」微笑←花丸を上げよう、と言うが早いか赤ペンで付けて贈られる
真偽官「十分ね
十二分に添削されてるよ」
ケイト「よかったあああ;
頑張ったんだこれ;死ぬほど…
皆と一緒に…
でなきゃきっと…ここまで作り上げれなかったと思う
だから守りたい…
いや、そんなのが無くったって、大事なんだから…全部守りたい
今ある全部を……」
原初の始祖神「欲張りね」
ケイト「お前もだろ?
出来ることなら、全部守りたい
それは…俺もだ」微笑
原初の始祖神「私もよ」微笑チュッ