第82章 光芒(こうぼう)
謎が解明された後…
全てにおいて合点が行ったタイミングで、始祖神が戻ってきてくれた
始祖神が最後に教えてくれた…
始祖神「あんたになんかした奴等皆、消えない目印付けたから!!」キラーン!!
ケイト「あー…うん
ありがとう^^
大いにやって!」微笑
始祖神「勿論!!」ふんすっ!!
謝罪ってこれ?;
本人の気が済むならと了承した
分体の時にも色々とやってくれていたらしい…具体的な内容は知らないけれど……
全身が糸に張り巡らされた状態で…気が気でない訳がない
そんな状態で安心できる訳がない!
だから…選んだ
力になれるのなら、と
その想いを込めて…元の白の国に戻ってから、皆に走って駆け寄って叫んだ
ケイト「急に立ち去ってごめん!
創世神の膜を介して、飛べた」
拘束官「いいって
そりゃあんな話されちゃ黙ってらんねえわな」
ケイト「お辞儀)ありがとう…教えてくれて」
拘束官「いーって!大したこっちゃしてねえよ俺達は」
書記官「本当にね」
保定官「これからお前がやることに比べりゃな」
審査官「ホントに…いいの?
疑う訳じゃないけど……
二度と…その魂では」
拘束官「シズク!!」
審査官「だって
ケイト「わかってる…
決めたんだ…
俺が、自分で…
だから…どんなに怒られたとしても、皆から否定されても…何度でもこの選択肢を取る!(ぐっ!!)←拳を握り締める
俺が拒否したら…全て消える
俺は…俺が二度と動けなくなったとしても、皆を守りたい
二度と、消えないで欲しい、死なないで欲しい…その本質は、きっと…決して変えられないから
だから…創世神の膜は、発現した…発現してくれた
実在化を常に続ける為には、ずっと力を吸われなければならない
全身をへその緒に纏わり付かれ、縛られた上で…微動だも出来ずに…‥
それでもいい…皆が消えるよりは、これまで共に過ごした全てが消えるよりは……
^^
何より……一番大好きな人達を、消したくない
恐いよ…本当は
恐くて堪んない…本音を言うと
二度と…共に過ごした魂で、本体の魂では、二度と…
会いに行けない、話しにも行けない、触れも、抱き締められもしない、キスをすることさえも出来ない
そんなのは嫌だ
でも…皆と、居れない方が…皆が消える方が、もっと嫌だ!!耐えられない!!!」