第14章 遠征
ケイト「ぐぅおおおおおおおおお!!!」
「きゃいん!・・;
きゃうん!」たったったっ!←脱兎の如く
ケイト/他冒険者『やったあー!^^(拳掲)/勝ったー!』
テロップ『ケイトはモンスターを追い払った!』
ベート「はっ、やりゃあできるんじゃねえか」にや
ケイト「私の勝ちぃー!!^^」万歳
「ぐるるるるるる!!」
ケイト「ん?どうわあああああ!;」
テロップ『モンスターが大群を引き連れてきた!』
フィン「総員迎え撃て!」
どかばきずこぐしゃばぎゃごずぅっ!!
テロップ『いい経験値になった!』
ベート「おいこらテロップ邪魔だどけえ!」げしっ
テロップ『しかし何度でも蘇る!』ひょこ
ベート「うぜえ!!・・」
フィン「いいかい?その追い払い方は集める時には有効だ。
だが今は使うべき時じゃない。わかったかい?」
ケイト「うん!よくわかった」こくこく
フィン「つまりこれらによって学べることは大きく分けて三つ。
・ケイトは身を持って威嚇、それによって迷宮で何を得るかを学べる
・動きの固くなった人達を柔らかくできる
・中層のモンスターが集められるからいい経験になる
一石三鳥となるだろう?^^」
ベート「静観してた所か煽ってたのはそれでかよ…;」
リヴェリア「相変わらず計算高いな。ケイトも狙ってやったのか?」
ガレス「打ち合わせでもしとったか?」
フィン「いや、ちょうどいい機会だったからしただけだ。
本人はきっとやりたかったからやっただけ…
でもきっと…緊迫した空気は感じていたはずだ。
無意識の内に和らげようとできる。
彼女はユーモアというか、そういう個性を持ってるんだろう^^
見ているこちらとしても楽しめたようにね」微笑
リヴェリア「確かにな」くす
ガレス「普通の神経じゃまずできんわい」ふっ
それから17階層まで徒歩で進んでいく内、東で気付いた。
ケイト「!」じー
フィン「…(ぴたっ)
どうした?」くる←振り返る
ケイト「…17階層のここが変」壁を指さす
フィン「東端か…わかった、帰りに調べよう」
ケイト「んーう…どうにも壁がおかしい…
二重?音波の響き方があからさまに違う」首傾
フィン「なるほど。壊されにくいよう迷宮の壁に合わせてさらに壁を?)
18階層でも調べてくれ」
ケイト「わかった」こく