第81章 結び
あ!嫌じゃなければだけど←掌を前に出し左右に振る
『嫌な訳あるか!!!』
その言葉に、皆が皆、異口同音に応えた
ティオナ「ふふふっ、いいよ^^//
それ聞けただけで満足しちゃった!//♪」
アイズ「私も…//(涙目)
とても、嬉しい^^//」涙
ケイト「!//(ぽっ)
///(かああっ!)
…////」ぽりぽり←気まずそうに頬を掻く
その反応を見て、察した
暢気さに絆されたのではない
ティオナの明るさに…救われた心地になって、心の中に巣食うわだかまりから抜け出せたのだと…
ケイト「それ以外の為に…わざわざ身を割いてでも、守ろうとはしないよ……
たとえ…その人達が、癌化しようがね
本当は嫌だよ?
でもね…
その裏返しでいくら教えたって、訴えかけたって、叱ったって…
全て害されたと、歪められてお終いだから…より癌化を、自ら加速させて終わりだから…
いくら答えを知っていたって、教えたって…それは、あの世の理上のものだから…
この世のものには、何を言っても通用しない
皆も聞いて欲しい…」
『何々?』
ケイト「これからは…癌化しようとしている人がいても、助けないでくれ
極力距離を取って、二度と関わらないようにしてくれ
怒るんじゃなく、叱るように
それも短くなるように、負担が少なくて済むように
死ぬほど工夫した、全てを懸けてでもそれに尽くした
分かりやすいような形になるよう、必死に頑張った
でも結果…癌に至る未来は、何も変わらなかった……
本人が「自分は間違ってない」と断じて、無視する…誰も見ない人間だからだ
その心が、成長しない礎となって、癌を及ぼし、周囲に至るまで癌化を至らしめる
それが加害者だとは思えない、認めない…「周りを巻き込み脅かしておきながら、認識を違えて、繰り返すばかりの人間(弱者)」なんだ」
リヴェリア「ああ…そこには文句は無い
だが…いいのか?」
ケイト「ああ、いい
あれは要らない」真剣睨視
『!!』驚愕
はっきりと断じた
ケイト「癌の、人助けの為の殺しは全て無罪化されて
俺の、人助けの為の叱責は全て有罪化されるんだから
貶めて、歪めて、殺す為に…利用されるだけなんだから……
それこそが…癌の真髄、発端なんだからさ
だから…いい…
もう十分だ
よく戦ったよ――本当に」真剣