第81章 結び
話を纏めると…
・始祖神が寿命(348年)で死ぬ
→次期始祖神に引き継ぎをしていないと、始祖神が生み出した全てが消える
・次期始祖神が癌になる
→全て始祖神が生み出したものなので、消える
始祖神でないものが生み出したものであったにしろ、大元となる魂が始祖神が生み出したもの
なので、存在を継続させ続けるという力を送り続けているのも同然…
よって、全世界の全てが消える
なお、もし次期始祖神であるケイトが癌になれば、次期始祖神への引き継ぎが出来ない為、始祖神が寿命で死ぬことに直結することになる
なので…いずれにせよ、始祖神の引き継ぎ業務は急を要する
引き継ぎ業務とは…『始祖神という魂』を『次期始祖神の魂(ケイト)』の中に取り込ませ、中で眠る行為を意味する
それを経て、始祖神として世代交代を果たしたと言える
それを行えば、魂の寿命が来ることも無く、消滅することも無く、生み出された全ての存在が消えずに済む
創世神が最初に生み出したのは魂
その大本となる力が『始祖神』
だからその大本が常に存在し続けることにより、存在を『継続可能』とさせ続けている
なので…動力源となる力を放出し続けているそれが無くなれば、魂という存在そのものが無かったことになり、全てが消え失せる
だから――『実在するかしないか』を選択する権限を持つ、ということに繋がっている
つまり――世界の『鍵』という訳か←4399,4425,4426,4439ページ参照
存在を継続させる為に―――宿らされた?
今なお…創世神が、癌による消滅から大いなる神に守られて、全てが無となった世界となった1兆5000億年前…そこから生み出され続けてきた全てが…始祖神ひとつによって、継続されていた?
代替わりは、他の7柱の神々は恙なく迎えていた
引き継ぎとなる魂の中で眠りにつくように――
こちらの世界で、そう在った(原初の魂という形になる)ように―――
全く同じ
つまり―――中から見られている?
(ぞっ!!!)
そう予測した瞬間、途方もない悪寒に身が包まれた
常に見られている…監視カメラのようなもの
24時間、決して切れることなく……
だから――いつ消すか消さないか、常に見られている
あの時――始祖神が直々に『公約』と言っていたように…←4270ページ参照