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Unlimited【ダンまち】

第81章 結び





うん…酔ってるね?

一目瞭然の結果に、僕は苦笑交じりに嘆息を零した


更には…お嫁さん下さいごっこを要求された……どう凌ごうかなあ…;(遠い目)←絶賛現実逃避中!



その力を持って何をなすかを試されている

訳なんだが…特に何かをする気は無いらしい
脅かすことになり兼ねないから、迎撃や守る行為以外はしないとのことだった
余波の制御も完璧になったが…念の為の修業ぐらいだろうとのこと


まあ…君らしいか^^;

殻を破ろうと、今も必死な君に…見惚れていた



そのまま飲み屋を巡ることになったが…道中で……



ケイト(心ってなんだ?←ふと浮かぶ問

侑子『魂の軸よ――』

(侑子さんの声が聞こえた…気がした)


そうか…

だから――


同じなのか)


ケイト「それがわかった」

侑子さんの声が聞こえたこと、わかったことを、ケイトから伝えられた



「癌の在り方」とは――
自分の理想の為に自ら一方的に脅かした『居合わせただけの人々』に、「見向きもせず寄り添わない心の有り様、魂の在り方」を言う

自らの願いの為に「不要なものを巻き込み脅かす」
それを己の罪と思わない、善だと「認識を違え」
より規模を大きくしながら「繰り返してゆく」


寄り添わないから、際限を無くすから、堕落し、癌と化す
余裕がないから他者を気遣わない、なんてのは言い訳に過ぎない

だって……どんなに余裕がなくても、配慮を忘れずに生きてこれたから、現に、そう在り続けていられるから



減らす努力を…繰り返させない努力を――常に、忘れずに、ずっと―――



ケイト「ずっと……‥←俯き気味に遠くを見る
ずっと……←顔を上げる

そうして生きて来れた、
実父の虐殺に、誰も巻き込まないで済んだ…

八つ当たりも、傷付くことも、誰にも自発的にしないで、守ってこれた……‥それは、私の誇りだよ(微笑)


私が…唯一、私に許せる、大好きな所なんだ^^//」


フィン「微笑)………
(あまりに痛々しい表情に…僕は思わず口を噤んだ

……‥とても…苦しそうな顔をしていたから)


僕も…それが好きだよ」

やっとの思いで口を開き、そう呟いた


ケイト「…ありがとう//」微笑

心底嬉しそうに笑う君に…僕もまた、自然と笑みを返していた



こうした寿福とした日々が――続きますように


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