第80章 願い
リューが倒れる中、ケイトが慌てたように治していた…
リヴェリア「何をしているんだ、全く…;」嘆息
フィン「ははは^^;」
皆、忙しそうに自分の仕事に専念する中で…
僕等は楽しそうな目の前の光景に笑った
やっと訪れた平和を――前にして
ケイト「ピクッ!)←窓の外、遠くに目を向ける
……始まった←真っ直ぐに、遠くを見ながら痛そうに目を細める
…………
…侑子………」
まるで、偲ぶかのように、呼び掛けるように
静かに佇んで、遠くを…辛そうな顔で見守っていた
その先を知るからこそ――
時の流れが違うことを、感じながら……
今日の昼、どうしても時間を空けて欲しいと我が儘を言われた
あの時から…既に、わかっていたんだろう
……――こうなることは
侑子があの世に帰る
そして――長い長い戦いが終わる
だが旅は…まだ続く
小狼(本体)「決めたんだ
対価を支払い終えてから
皆で、あの国(神国)に行くと
約束を果たす為に――
もう一人の小狼も、サクラも、きっとそれを望むから」微笑
そうして――旅を終えるまで、随分と長い時を有した
それが終わるのが…こちらの時間軸で言うと、昼なのだと言う
始祖神の目で、はっきりと見えていた
もう…何も言わなくとも、見るだけで全てわかってしまうから……
――その時に掛ける言葉も、既に決まっているのだと言う
「おかえり――^^」と
だが…
十中八九定住はしないだろう、と結論を出していた。
今度は…死んでも消えない体になるように、普通の生きて死ぬ体になるように、下準備は済ませていたようだった。
そうなれば――することは決まっているだろう
今度こそ――7人で、旅をするだろうと
既に決められたことだと言う
が…今は、昼までの間に為すべきことをしておきたいと主張された
それは…
重婚者達と結婚式を挙げる前の最後の時を共に過ごすこと、大事にすること、愛すること
その時間を作りたいのだと言う…
だが…リヴェリアによって壊された
リヴェリア「よし!
結婚式が終わったら世界旅行に出るぞ!!」キラン
ケイト「………」きょとん
フィン「………‥」
『……………‥
え?
えええええええええええええええええええええええええ!!!!!!?』驚愕