第79章 合一の先
ケイト「大丈夫…
皆と生きるよ
生きていく
もしたとえ、一人でも残ってたら…必ず迎えに行く……死ぬ最期の瞬間まで、傍にいるよ
どんなに辛くても………」愛おしそうに目を細め、2人へ微笑を向ける
私の夢は死ぬことだけと言ってた…!←わなわな震え
それが――!!←感慨のあまり強く瞑目し震える
思わず抱き締める力を強める中
正面からリヴェリアが横取りした!
リヴェリア「ああ…ちゃんと見ている」ぎゅうっ!
つー←リヴェリアの頬を涙が伝う
リヴェリア「もっと…
もっと早くに会えていたら……!」涙を流しながら歯噛みする
ケイト「…
人は、世界は、移ろい行くものだから――←微笑
昔の俺では、苦しめていたかもしれない
だから今、出会えたことに意味があるはずなんだ
――」口を開く
閉じる
俺はと言おうとした、が
それを飲み込んだことを僕等は感じた
一瞬、迷ったような表情を見せ…そして……再び、微笑を浮かべて言った
ケイト「私は――今の私で、お前達を幸せにしたい
皆で、一緒に――
今が…一番幸せだから^^//」
「「っ」」じわっ←涙ぐむ
だきっ!!←正面の左右から抱き締められる
ケイト「わっ!」よろける
どさっ!!
そのまま勢いのままに押し倒した
フィン(右)/リヴェリア(左)『それは僕/私も同じだ』
涙と共に異口同音に言い放った言葉に…
ケイト「!(目を丸くする)
(ふふっ)←微笑
^^」
ケイトは、また笑った
光彩(光の反射)の無くした、凍ったような目ではなく…虹彩と瞳孔が光ってもいない
ありのままのケイトのまま……屈託のない笑みを、互いに向け合っていた
合一の先――そこに待っていたのは、確かな成長と、その証だった
テロップ『never メガテラ・ゼロ
2分25秒~4分2秒をお流し下さい』
どんなに辛くても、哀しくても…生きて行こう
たとえそれが―世界の片隅であっても……
あの世、この世、それぞれで生きていく……‥
そしてまた――いつか、必ず会おう
その時までは―――どんな刻(とき)も、乗り越えて行こう
会った時に、笑って話す為に…思いっ切り、笑う為に……
これまでの全てを
ぶつけて行こう
共に―――――←ケイトとフィンが手を繋ぎ合って走って行く光景が浮かぶ