第79章 合一の先
フィン「ああ
その通りだよ
だが、無茶だ(いくら分かったとしても改善なんて出来ない…ましてや、抜け出すことなんてもっと不可能に近い)」
ケイト「わかってる!!」
フィン「今だって目に涙を溜めて
ケイト「それとこれとは関係ねえ!!
フィン「ある!!!!
ケイト「!」
フィン「あるよ…
何度でも言わせてくれ
あるんだ……
何であっても、無駄にしていいものなんかない←4313ページ参照
無駄なものなんかない
それが…主軸が、歪められそうだから…辛いんじゃないか?苦しいんじゃないか?
僕は…そう思えてならないよ」涙
そう言って静かに歩み寄り、抱き締めた
音も、水音もしないまま…
涙が零れ落ち、波紋を広げていった……
ケイト「……ぐすっ
恐いよ…
痛いよ…
苦しいよ……
助けて――っ」ひっく
フィン「ああ…助けるよ
君の望むことなら何だってする
言ってくれ…本当は、何がしたい?」
ケイト「ひっく、ぐすっ……‥
何とかしてよおっ」ひっく
フィン「それはどうにもならないって結論が出ただろう?」
ケイト「えええええん;;」
フィン「なでなで)
言っただろう?(微笑)
癌の結末は、消えるしかない
学びを放棄した人間に、成長なんて道は歩めない
だから…捨て置くんだよ、って」
ケイト「言ったよ!言われたよ!!
でも心は別なんだよ!!
頭では理解出来たって、頭が理解出来たって!!
感情は!心は!別なんだよおおお!!!
別物なんだああああああ!!!!;」慟哭
よかった…戻った
神の状態から脱したことに、安堵の息を漏らした
フィン「だからと言って好きにしない分、好感が持てるなあ^^
やりたい放題やっておいて責任は取らない!
後始末も不始末も僕等へ擦り付け!
更には何にも手伝っても貰ってもいないと決め付ける!!
うん!実に最低の極みだね!!癌は」微笑
ケイト「言わんこっちゃない;
今度はフィンが壊れた」ぐすんっ
フィン「壊れてなんかはいないさ^^
こういうのは割り切りってのが大事なんだ♪(ウィンク)←片目瞑り微笑
覚えておきな?君には必要なことだよ?^^」にっこり
ケイト「はーい;」ぐすん
フィン「大丈夫…僕が付いてるよ」微笑
ケイト「ん!」ぎゅむっ!!
胸に顔を埋めるケイトの頭を、僕は優しく撫で続けた